今週の親力診断テスト
- [ 問題 ]
- 我が子の学校では、同じ学年に2クラスあります。隣のクラスのベテランの先生は、いろいろな植物を栽培するのが得意なようです。休み時間にも子どもたちとミニトマトやサツマイモなど、いろいろなものの世話をしています。そのクラスの子どもたちは、普段できない貴重な経験をしているようでうらやましいです。我が子のクラスの若い先生は、子どもたちと歌ばかり歌っています。もっと、隣のクラスのように体験的な活動をさせてやってほしいと思っています。あなたなら、どうしますか?
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- 別に何もしない
- 学年で揃えて栽培体験の方に力を入れてもらうように、隣のクラスの先生に頼む
- 学年で揃えて栽培体験の方に力を入れてもらうように、担任の先生に頼む
- 「うちのクラスの子は歌が好きになりましたね。栽培も得意になるといいな」と、担任の先生にそれとなくほのめかす
- 隣のクラスとの違いが気になるとき、どうする?
- 担任の先生の得意分野を生かしたクラス作りが、子どものためになるのです。一番いいのは、Aです。
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- Aを選んだ人:◎
- 先生にも個性があり、得意不得意があります。歌の指導が得意な先生は、それをあますところなく発揮することが大切です。それぞれの先生の得意なところを最大限に生かしてクラス作りをしているときが、一番うまくいくのです。先生も子どもたちも毎日が楽しくなって、勉強にもいい影響が出てくるのです。
- Bを選んだ人:×
- 授業はもちろんしっかりやって、どのクラスも同じ程度の質を確保しなければなりません。でも、なんでもかんでも学年で揃えればいいというものではありません。それでは、先生たちの個性を発揮した楽しくのびのびしたクラスはできません。
- Cを選んだ人:×
- Bと同じです。
- Dを選んだ人:◎
- 「うちのクラスの子は歌が好きになりましたね」だけなら、◎です。「栽培も得意になるといいな」は、皮肉っぽく聞こえる可能性があります。
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親の中には、隣のクラスとの違いに神経質になりすぎる人がいます。そして、なんでもかんでも学年で揃えるように言ってくる人もいます。でも、それは、教育活動のダイナミックさを奪うだけです。
教育も結局人間がやることですから、みんな同じようにはできないのです。また、たとえできたとしても、つまらないものになるだけです。いろいろな先生のいろいろな個性が十分発揮されてこそ、人間らしい生き生きした教育ができるのです。
栽培が得意な人は、子どもたちにどんどんその楽しさと技術を教えてやればいいのです。歌が得意な人は歌を、絵が得意な人は絵を、というようにしていけばいいのです。そして、いろいろな先生にいろいろなことを教わって、子どもは成長していくのです。
それに、学年で揃えるということは、1つの活動をする人数が増えるということでもあるのです。人数が増えると、いろいろな面で小回りが利かなくなってしまいます。そういう面もあるということを覚えておいて欲しいと思います。
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