今週の親力診断テスト
- [ 問題 ]
- 我が子が運動会のクラス対抗リレーの選手に選ばれました。運動会本番近くのある日、リーダー格の子が言いました。「バトンの受け渡しがうまくいかないから、今日の放課後に残ってみんなで練習しよう」ところが、その日は、我が子の音楽教室のある日でした。それで、我が子は、他の子たちに理由を伝えて1人だけ帰って来て、音楽教室に行きました。その話を聞いて、あなたはどう判断しますか?
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- リレー選手はクラスの代表だから、1人だけ自分の都合で帰ってしまったのはよくない
- 練習をやろうと突然言われても、音楽教室の予定があるのだから無理だった
- 音楽教室に遅刻してもいいから、少しだけでも一緒にやってくればよかった
- 「今日の放課後に運動会のリレーの練習をしよう」と突然言われたら?
- 突然の話よりすでに入っている予定を尊重すべきです。一番いいのはBです。
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- Aを選んだ人:△
- リレー選手はクラスの代表だし、責任を果たすために自分たちで練習しようという気持ちは大いに素晴らしいことです。ただ、その日の放課後に残って練習しようと突然言われても、すでに予定が入っていてできない子は当然います。すでに入っている予定は、尊重されるべきです。
- Bを選んだ人:◎
- 何も予定がないのでしたら、リレーの練習に参加して欲しいところです。でも、すでに音楽教室の予定が入っているなら、そちらに行くべきです。音楽教室もちゃんと目的があって通っているはずですし、それなりの授業料を払っているのです。また、音楽教室の先生の方にも、カリキュラムを進める上での予定があるはずです。1人だけ帰って音楽教室に行くのが自分勝手とは言えないのです。
- Cを選んだ人:△
- 難しい選択の中で中間を取るというのは1つの知恵です。時と場合によっては、この方法がいい場合もあります。
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私は、このようなとき、その子が他の子どもたちに理由をきちんと伝えることがとても大切だと思います。きちんと説明すれば、他の子どもたちも分かってくれるはずです。というのも、忙しい現代の子どもたちは、皆多かれ少なかれ同じようなことを経験しているからです。
事情をきちんと説明できないと、他の子どもたちの不審を買うことになりかねません。事情を説明することの大切さを、親が日頃から教えてやることが大切です。
さらに、次の日に、もう一度他の子どもたちに一言「昨日はごめんね」と言える子であってほしいと思います。
こういうと、自分に非はないからは謝る必要はない、と思う人もいるかも知れません。でも、この場合に「ごめんね」を言うか言わないかは、自分に非があるかどうかの問題ではないのです。それは、人間関係を円滑にしていく気があるかどうかの問題なのです。
他の子どもたちとしてみれば、その子の事情を頭では分かっていても、心の微妙な部分では「あの子がいればもっとしっかり練習できたのに」という気持ちはあるはずです。そのわだかまりを「ごめんね」が解いてくれるのです。日本のよき慣習として、このような意味での「ごめんね」があるのです。
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