今週の親力診断テスト

[ 問題 ]
小学3年生のわが子のクラスでは、毎日、日記の宿題が出ます。わが子は書くことが好きではないので、いつも大苦労しています。今日も「書くことがないよ〜」と言うだけで、いつまでも書き始めません。あなたならどうしますか?
  • 「何を書いてもいいんだよ」と言って安心させてやる
  • 親子でおしゃべりする
  • 静かな部屋でじっくり考えさせる
診断結果「日記に書くことがない」と言うわが子に、どうしますか?
おしゃべりで書くことを膨らめてやってください。一番いいのはBです。
Aを選んだ人:×
「何を書いてもいいんだよ」は、こういう場合の親の台詞として一番多いものです。でも、子どもとしてはそう言われてもどうしようもないのです。そもそも書くことが1つも頭に浮かばない状態なのですから、「何を書いてもいい」と言われても選びようがないのです。
Bを選んだ人:
こういうときは、親子でおしゃべりするといいのです。その日にあったこと、おもしろかったこと、見つけたこと、いつも思っていることなど、いろいろと楽しくおしゃべりしてください。そうしていると、書きたいことが出てきます。それに、もう内容はしゃべってあるので、それをもとにしてどんどん書き進めることができます。
Cを選んだ人:
高学年くらいになって、自分を深く見つめて文章を書きたいという場合は、静かな部屋でじっくり考えて書くことが必要です。でも、この設問のケースには当てはまりません。いつまでも書くことが見つからないで、ますます書くことが嫌いになるということになりがちです。
ポイント

親子のおしゃべりの中で中身を膨らめておくと、書き始めてからもどんどん書くことができます。そのためには、うまく質問してやって、話を引き出してやるといいでしょう。たとえば、次にように聞いてみるのです。

1「そのとき、○○君はどんな様子だった?」

2「□□さんは何て言ったの?」

3「あなたはどう思った?」

4「○○君は心の中で何て言ってたと思う?」

1のように聞けば、「様子」について詳しく表現できます。

2のように聞けば、会話を再現できます。それをそのままカギ括弧で括って書けば、生き生きした文章になります。

3と4のように聞けば、自分やその他の子の気持ちを表現できます。

日記や作文で大事なのは、様子、会話、気持ちを生き生き書くことです。上のような聞き方をして、その部分を膨らめてやるといいでしょう。

ただし、あまり親の意図が見え見えでは不自然ですし、おしゃべり自体が楽しくなくなってしまいます。まずは、共感的かつ受容的に聞き、楽しいおしゃべりタイムにしてください。うなずき、相づち、リフレイン(繰り返し)、言い換え、などが有効です。

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