今週の親力診断テスト
- [ 問題 ]
- 小学2年生の子の書き取りノートが終わってしまったので買いに行きました。同じノートを買おうとしたら、子どもが「4年生のお兄ちゃんのと同じノートがいい」と言います。理由を聞いたら、「今までの書き取りノートはますが大きすぎて疲れるから」と言いました。そういえば、ママ友達から「字を小さく書いた方が負担が小さくて、覚えることに集中しやすい」と聞いたこともあります。「高学年になるとノートの字も小さく書かなければならないので、低学年のうちからますの小さい書き取りノートで慣れさせた方がいい」と聞いたこともあります。でも、勝手にますの大きさを変えていいのかとも思います。あなたならどうしますか?
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- 今までと同じ書き取りノートを買う
- ますの小さい書き取りノートを買う
- 中間をとって、少しだけますが小さい書き取りノートを買う
- 書き取りノートのますの大きさは大きい方がいい?小さい方がいい?
- 低学年のうちに大きい字を書く練習をたくさんした方がいいのです。一番いいのはAです。
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- Aを選んだ人:◎
- 低学年では、敢えて大きい字を書かせることが大切です。それは、字を書くときに使う指の筋肉を鍛えるためです。実際にやってみればすぐ分かると思いますが、大きい字を書くときは、指の筋肉を伸ばしたり縮めたりする動きがたくさん必要になります。しかも、鉛筆を持つ指が伸びきった状態で力を入れたり、逆に縮めた状態で力を入れたりしなければなりません。これによって、字を書くために必要な指の筋肉が鍛えられ、書字力が向上するのです。
- Bを選んだ人:×
- 小さい字を書くときには、指の筋肉をそれほど動かさなくてもすみます。それは、つまり、指の筋肉を鍛えられないということなのです。低学年のうちに指の筋肉を鍛えて書字力を身につけておかないと、筆圧が弱くて薄い字しか書けなくなったり、字を書くとすぐ疲れたりということになります。また、書くスピードを上げることもできません。
- Cを選んだ人:△
- 上記の理由により、急いで小さいますの書き取りノートを買う必要はありません。
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低学年の書き取りノートのますはとても大きくて、学年が上がるに連れて小さくなります。手が小さい1年生の方が大きい字を書かなければならないのは不思議な感じもしますが、それには次のような理由があるのです。
1,低学年では、指がまだうまく動かないので、小さい字が書きづらい。2,低学年のうちに大きい字を書くことで指の筋肉が鍛えられ、書字力をつけることができる。3,高学年では、算数などいろいろな教科で小さい字を書かなければならないので、小さい字を書く能力も必要になる。
低学年でも指がうまく動いて小さい字を書ける子がいます。そういう子は、書き取りノートも小さいますのものを使いたがります。でも、2番目の理由を考えれば、急いで小さいますの書き取りノートにしない方がいいということが分かると思います。
大きい字をたくさん書いて書字力を鍛えておけば、小さい字も自然に書けるようになります。中学年高学年になっても小さい字が書けないという子は、逆に大きい字を書く練習をたくさんするといいのです。
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