今週の親力診断テスト

[ 問題 ]
あなたの子育てのモットーは、次のどれに近いですか?
  • いいところを伸ばしてやりたい
  • できないことを直してやりたい
  • 人に迷惑をかけない子にしてやりたい
診断結果プラス思考(加点主義)の子育てが大事です。一番いいのはAです。
Aを選んだ人:
こういうモットーの親は、プラス思考(加点主義)の子育てができます。「○○できてすごいね」「あなたは○○が好きだね」「あなたは○○が得意だね」「あなたのいいところは○○だよ」「がんばってるね」などの言葉が多くなります。それで、子どもはいい自己イメージを持つことができ、実際にそうなっていきます。
Bを選んだ人:×
こういうモットーの親は、マイナス思考(減点主義)の子育てになりがちです。「また片付けができてない。何度言ったら分かるの!」「仕度をさっさとできるようにしないと、学校で困るでしょ」「それじゃだめでしょ」「あなたは○○ができないね」「○○を直しなさい」などの言葉が多くなってしまいます。それで、子どもはいい自己イメージが持てなくなり、自信をなくしていきます。
Cを選んだ人:×
こういうモットーの親も、マイナス思考(減点主義)の子育てになりがちです。Bと同じような言葉が多くなります。また、「恥ずかしいことをしないように」「騒がないように」「時間に遅れないように」「みっともないことをしないように」「あまり目立たないように」「大人しくしていなさい」「わがままを言わないように」などの言葉も多くなってしまいます。
ポイント

BやCのような親は、どうしても子どもの苦手なところやできないところを直そうという気持ちが強くなります。すると、がみがみ叱ることが多くなります。

でも、親にがみがみ言われても、子どもはなかなか自分を変えることができないものです。大人でも自分を変えることはなかなかできません。子どもなら、なおさらです。

なぜなら、子どもは大人よりも自分を変えたいというモチベーションも低く、意志力も弱く、人生経験も少なく、いろいろと工夫する能力も十分ではないからです。

「子どものうちなら直しやすい」というのは、全くの迷信なのです。それに気づかずに、子どものうちに直してやろうと思っていると、親子で苦しむことになります。苦手なことばかりに目がいって、毎日イライラして生活することになります。

子どもも、安らかで楽しい生活ができません。そして、自分への自信をなくしていきます。さらに、自分は親に愛されていないのではないか、受け入れられていないのではないか、などという疑問も芽生えてきてしまいます。

それよりも、子どものいいところに注目して、それをどんどん伸ばしてやる方が得策です。ぜひ、こういう言葉を子どもに何度も言ってやってください。「あなたにはこんなにいいところがあるよ。それをどんどん伸ばしていこうね。そうすれば、楽しく生きられるよ。そして、それがみんなの役にも立つんだよ」

苦手なところには、目をつぶっていればいいのです。こちらの方が、毎日楽しく明るく生活できます。子どももどんどん伸びていきます。そうすれば、苦手なところなど目立たなくなってしまいます。

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