今週の親力診断テスト

[ 問題 ]
新1年生の子にカバンの仕度のしかたを教えようと思います。次の物をカバンの中に入れなければなりません。教科書、ドリルなどの副教材、ノート、下敷き、予定帳、連絡帳、筆箱。あなたは次のどの方法を教えますか?
  • 大きい物を下にして小さい物を上にする
  • 授業で使う順にする。1時間目が算数なら算数で使う物を一番上にする
  • 授業で使う順にする。1時間目が算数なら算数で使う物を一番下にする
診断結果カバンの中に教科書などを入れるときは、大きさ順?使う順?
使う順だと、机の中に入れたとき無駄なスペースができてしまいます。一番いいのはAです。
Aを選んだ人:
学校につくと、子どもたちはカバンの中身を机の中に入れます。そのとき、子どもたちは当然のことながらカバンの中に入っていた通りに机の中に入れます。Aの方法だと上の方にドリル類、予定帳、連絡帳などの小さい物を集めて置くことができます。すると、その小さい物の横に収納スペースができます。そこに筆箱などを入れることができるのです。
Bを選んだ人:
同じときに使う物を一緒にしておくという発想はとてもいいのですが、実際には困ることがあるのです。この方法だと、計算ドリルが上から3番目で漢字ドリルが6番目などということになります。その他にも、小さな副教材が8番目に来たりするかも知れません。こうなると、それぞれの小さな物の横にあるスペースが全てムダになってしまいます。机の中は狭いので、筆箱などが入らなくなってしまうことが多いのです。机が大きくて余裕があるというなら、これでもいいでしょう。でも、そういう机は見たことがありません。
Cを選んだ人:×
Bと同じですが、どうせなら1時間目に使う物は一番上にした方がいいでしょう。
ポイント

以前に比べて、子どもたちが学校で使う物の数は増えています。でも、机の中の収納スペースは変わりません。ですから、ロッカーを増やす必要があるのですが、予算の関係でそれができない学校も多いようです。

机の横にいろいろな物を掛けておくと、通る子が歩きにくくなります。長すぎるひもに足を取られて転んでけがをすることもあります。ですから、私は、机の横にはできるだけ物を掛けさせないようにしていました。

高学年になると、授業で使う副教材なども増えます。それで、机の中に筆箱が入れられない子も出てきます。そういう子の机の中を見ると、小さなスペースがあちこちに無駄になっていることが多いのです。

今回取り上げたように、大きい順に並べさせると筆箱が入るようになるのです。「こんなことに気がつかないのかな」と言いたくなりますが、言っても意味のない嫌みは言わないことです。

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