今週の親力診断テスト
- [ 問題 ]
- 娘は幼稚園の年少さんです。あなたは、おとなしいはずの娘がこのごろとても残酷な遊びをするので心配しています。青虫や毛虫を石ですりつぶしたり、ダンゴムシの髭や脚をむしり取ったりして遊ぶのです。どうやら幼稚園の友達の間で流行っているようです。さて、あなたはどうしますか?
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- 放っておく
- 自分がやられたらどう思うか考えさせて、やめさせる
- 幼稚園の先生に言って指導してもらう
- 子どもの残酷な遊びをどうするか?
- 子どもは命と死に真っ正面から向き合っているのです。一番いいのはAです。
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- Aを選んだ人:◎
- このような遊びは大人にとっては残酷に見えますが、子どもの成長にとってはとても大切な体験なのです。このとき、子どもは命と死を体験しているのです。生きている虫を自分の手で殺すことで、命と死に真っ正面から向き合っているのです。命とは何か?死とは何か?それを無意識のうちに探究しているのです。自分の五感を総動員して探究しているのです。このような体験がないと、命の尊さを理解することはできません。いくら命は尊いのだと説いて聞かせても、理解することはできないのです。
- Bを選んだ人:×
- 子どもに「自分が腕を取られたらどう?」と聞けば、「いや」と答えるでしょう。「やめなさい」と言われれば、素直な子はやめるでしょう。でも、それでは子どもは大切な体験ができなくなってしまいます。
- Cを選んだ人:×
- Bと同じです。
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子どものこのような遊びは、大人から見ると残酷なものに見えます。でも、当の大人も子どもの頃に同じようなことをしてきているのです。アリを踏みつぶしたり、セミの羽を取ったり・・・
それで、残酷な大人になったかというと、そんなことはないのです。みんな命のはかなさと尊さを知り、今立派にやっているのです。
そう考えると、今の子どもたちが心配になってきます。今の子どもたちは、そのような体験を十分しているでしょうか?自分の五感を総動員して、命と死に出会う体験をしているでしょうか?
現状では、まったく不十分です。バーチャルな体験ではなく、五感を総動員した本物の体験がもっともっと必要です。そのためには、大人の理解と支援が必要です。子どもだけでは十分な体験ができない時代に、大人がしてしまったのです。
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