親野智可等さんがあなたの「親力」を診断します
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親力診断テストバックナンバー

今週の親力診断テスト

[ 問題 ]
学校の放課後に運動場でA君とB君はタイヤ跳びをして遊んでいました。ところが、急にA君は近くにおいてあったB君のカバンをふざけ半分で2、3回蹴りました。それで、B君はお返しにA君がタイヤを跳ぼうとしたとき背中を押しました。するとA君は、タイヤに手を着き損なって地面に両手から落ちてしまいました。そして、病院で右手首骨折と診断されました。学校の先生から連絡を受けて、B君とお母さんはA君の家に行って親子で一生懸命謝りました。でも、A君の親はなかなか許してくれません。そればかりか「B君は日頃から乱暴なので、もっとしっかりしつけるように」などと言い始めました。B君のお母さんは「日頃から乱暴なのはA君なのに」と思いながら聞いていました。そして、A君の親が最初にA君がB君のカバンを蹴ったことを知らないということにも気が付きました。さて、あなたがB君のお母さんならどうしますか?
十分に謝った後で、最初にA君がカバンを蹴った事実を控えめに伝える
「日頃から乱暴なのはA君の方です」と言って、その証拠にカバンを蹴ったのはA君であることを伝える
最初にA君がカバンを蹴ったことは触れないでおく
けしごむ
診断結果

親子で謝りに行ったら、ひどいことを言われた。どうする?

謝る立場にいるときは、ひたすら謝るべきです。一番いいのはCです。
Aを選んだ人:×
これをやると必ず話がこじれます。なぜかというと、言われた方は「けがをしたのはそちらにも責任がある」と言われたように感じるからです。これを強く感じ取り、急激に態度を硬化させることになります。
Bを選んだ人:×
これをやったら、関係改善は絶望的になります。謝りに行ったはずなのに、けんかに行ったのと同じことになってしまいます。
Cを選んだ人:
謝るべき立場にいるときは、ひたすら謝るべきなのです。心の中では、そもそも最初にカバンを蹴ったのは向こうなのにと思っていても、それを態度に出してはいけないのです。なぜなら、カバンを蹴られたからといって、手首を骨折させていいはずがないからです。
ポイント
本当は、A君の親がきちんとA君から話を聞いていれば、カバンを蹴ったことも分かるはずです。そうすれば、「うちの子が先にカバンを蹴ったのですから…」ということになります。そうでなくても、「もしかしたら、うちの子にもいけないところがあったのかもしれない」と考えられるような親であって欲しいと思います。

でも、それをB君の親から言うのはやめるべきなのです。ところが、実際は言ってしまう親も多いのです。相手にさんざん言われて、がまんできなくなってつい言ってしまうのです。そしてその結果、親が謝りに行ったことでよりいっそうこじれるということになるのです。

ですから、謝るときはひたすら謝ることが大事です。それに相手の親は、自分の子どもがけがをさせられて非常に動転しているのです。普通の精神状態ではない、ということを頭に入れておくといいと思います。

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親野智可等せんせいプロフィール
本名・杉山桂一(すぎやま・けいいち)。1958年生まれ。教師生活23年の経験を生かして発行している超人気メールマガジン『親力で決まる子どもの将来』は、教育関係で群を抜く4万人の読者を持つ。これらをまとめた書籍『「親力」で 決まる!』とその第2弾『「プロ親」になる!』が宝島社より、また、新刊『三択でわかる親力』がソニー・マガジンズより、『親ががんばらないほうが子どもは伸びる』がWAVE出版より好評発売中。
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