今週の親力診断テスト

[ 問題 ]
小学2年生のわが子は、食が細くて給食を全部食べられません。1年生のときの担任は残してもいいと言ってくれていました。2年生の新しい担任は「もったいないからもっと食べなさい」と言います。それで、わが子はこのごろ元気がありません。あなたならどうしますか?
  • たくさん食べられるようにするいい機会だから、わが子にがんばらせる
  • 「食が細いから大目に見てください」と頼む
  • タッパーを持たせて、残ったものを持ち帰らせる
診断結果食の細いわが子は給食を全部食べられません。どうしますか?
食の細い子に無理矢理食べさせるのは虐待です。一番いいのは、Bです
Aを選んだ人:×
食事の量には大きな個人差があります。一度に食べられる量が驚くほど少ない子もいるのです。そういう子に対して、生理的に無理なことを押しつけるのは拷問であり虐待です。今の大人でも、昔そのような目に遭ってトラウマを抱えている人がたくさんいます。バナナを無理矢理食べさせられて、その後一生バナナを食べられなくなったという人もいるのです。
Bを選んだ人:
このままだと給食のことが気になって、毎日重い気持ちで学校に行かなければならなくなります。不登校になる可能性もあります。親としては、先生に申し出てわが子を助けてやることが必要です。この場合、わが子を助けてやれるのは親だけです。
Cを選んだ人:×
給食の残りを持ち帰ることはできません。衛生上の観点から許されないからです。
ポイント

大人でも、自分の食べられる量をはるかに越える食事を出されて、もったいないから全部食べてくださいと言われたら困るはずです。全部とは言わないまでも、お腹一杯になった上にさらにもう少し食べるように言われたら、それも困るはずです。

もし、それを強制されたら怒るはずです。そのような生理的な苦痛を与えることは拷問であり虐待なのです。殴ったり蹴ったりして苦痛を与えるのと何ら変わりません。

このような指導をする先生は少なくなりましたが、今でも時々いるようです。というのも、そういう悩みがいまだに寄せられているからです。私は、このような指導を根絶したいと思います。だから、手を変え品を変え訴えていきたいと思います。

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