- 「隣の席の子がへんな臭いがして嫌だな」と言うわが子。どうしますか?
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- A:そんなことを言うもんじゃありませんよ
- B:どんな臭いなの?
- C:先生に言って席をかえてもらいましょう
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- Aを選んだ人:×
- 子どもは、隣の子がへんな臭いで嫌だと感じれば、当然それを親に言います。それはその子の素直な本音なのです。そこでいきなり親に「そんなこと言うもんじゃありません」と門前払いされてしまっては、もう何も言えません。このようなことが多いと、子どもは心の中を明かさなくなります。隣の子が変な臭いだと感じてもうっかり親には言えない、そういう親子では信頼関係があるとは言えません。
- Bを選んだ人:◎
- まず、こう尋ねて、子どもの素直な気持ちを聞いてやるといいでしょう。その後で、親として子どもを適切に導いてやることが大切です。
- ・なぜ、その子はそういう臭いがするのか?もしかしたら家庭的な問題があるのかも。
- ・それを直接その子に言ったら相手はどう感じるか?
- ・みんなでそういう話をしたら、その子はどう感じるか?
- ・それが理由でいじめられたらどうするか?
- ・自分にできることはないか?
- Cを選んだ人:×
- これでは、子どもを適切に導くことはできません。
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たとえば、大人であるあなたが、「うちの課長はまったくいい加減で困る」と奥さんなり旦那さんなりに愚痴を言ったとします。そのとき、「そんなこと言うもんじゃない」と門前払いされてしまったらどうでしょうか?
「愚痴も聞いてもらえない」「何も分かってもらえない」「話にならない」などと思うはずです。これでは、腹を割って本音で話すことができませんし、分かり合い許し合う夫婦関係を作ることは不可能です。ここはまず、その気持ちを受け入れて共感することが大事なのです。
ところが、夫婦ではそれでいいとしても親子ではいけないのではないか、と思ってしまう人もいるようです。というのも、「それは指導上よくないのではないか?」という気持ちがするからです。
でも、子どもに対しても、その気持ちや感情を受容し共感することが一番大事なのです。しつけや指導はその後に来るべきものです。受容と共感の前にしつけや指導を優先しても、子どもは素直に受け入れることができません。
そればかりか、だんだん「愚痴も聞いてもらえない」「何も分かってもらえない」「話にならない」などと思い始め、心の中を明かさなくなります。
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