- 子どもがけんかした後、どうしますか?
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- A:まず、それぞれに自分の言い分を言わせる
- B:まず、それぞれに自分のいけなかったことを言わせる
- C:もうけんかのことには触れないで、放っておく
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- Aを選んだ人:◎
- まず、心の中にある不満を吐き出させることが大切です。それぞれの言い分を十分言わせ、それを共感的な気持ちで聞いてやってください。自分の言い分を共感的に聞いてもらうことで、気持ちが安らぎます。そして、だんだん客観的に振り返ることができるようになります。相手や第三者の言葉に耳を傾けたり、自分のいけなかったところを認めたりすることもできるようになります。
- Bを選んだ人:×
- 最初に自分のいけなかったことを言わせようとしても、それは無理な話です。自分の言い分を受容的に聞いてもらった後でなら、意外と素直に自分のいけなかったことも言うようになります。
- Cを選んだ人:◎
- しばらく離れていたことで、既に気持ちはある程度落ち着いています。もう少したてば、自分たちで解決できるくらい落ち着くかも知れません。それぞれの様子を見て、特に言いたいこともないようだとか、後に尾を引きそうもないようでしたら、そのまま放っておくのも1つの方法です。学校でのけんかでも、これで十分な場合があります。下手に大人が出ない方がいい場合もあるということを、覚えておくことも必要です。
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こういう場合、興奮している状態で何かをしようとしても、うまくいかないものです。ですから問題文にもあるように、しばらく1人にしておくことをおすすめします。そうすれば、だんだん落ち着いてきます。
そして、子どもの心の中の、理屈ではどうしようもないエネルギーを吐き出させます。それが心の中を占領したままでは、何を言われても受け入れることはできません。
それぞれの言い分を十分言わせた後で、「今度は、自分のいけなかったところを言ってごらん」と言ってみてください。すると、どちらも意外と素直に言うものです。そうすれば、後は仲直りをするだけです。
最後に付け足しを1つ。自分の言い分を言わせるときに、場合によっては、別々に話を聞くことが必要なこともあります。例えば相手がそこにいると、思っていることを言いにくいとか、言っているうちにまたけんかになりそうなどという場合です。または、どちらに非があるのかしっかり判断する必要がある場合です。
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