- もじもじしていて挨拶ができないわが子を、どうしますか?
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- A:いい機会だから、B男にしっかり挨拶させる
- B:「A子ちゃん、すごいね。B男も見習いなさい」と言って、ライバル心を刺激する
- C:話題を変える
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- Aを選んだ人:×
- B男のように内気で、挨拶が苦手という子はけっこういます。そういう子にこのような場で無理強いしても、いいことはありません。普段から挨拶が苦手の子に、このような場で立派な挨拶をさせようとしてもなかなか難しいでしょう。
- Bを選んだ人:×
- A子と比べられるとB男は辛いだけです。ライバル心を持ってがんばるなどということは、まず考えられません。他の子と比較して叱られるのは、子どもにとって一番嫌なことなのです。下手をすると、B男はA子を恨むことにもなりかねません。
- Cを選んだ人:◎
- 内気で恥ずかしがり屋のB男がこの場で立派な挨拶をするのは、なかなか難しいでしょう。大勢の大人に面白半分でからかわれたり叱られたりして、よけい自信をなくす可能性もあります。何か別の話でも投げかけて、そちらの方に話題を変えてしまいましょう。
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B男のように内気で恥ずかしがり屋で挨拶が苦手という子は、けっこういます。いくら整理整頓をやらせようとしても、できない子もいます。いくら挨拶の大切さを言っても聞かせても、できない子もいます。いくらてきぱきやるようにと言っても、できない子もいます。でも、そういう子が心が優しかったり、感性が豊かだったりするのです。もしB男の親が、絶対にわが子を挨拶のできる子にしようと決意したらどうなるでしょう?是が非でも直してしっかりしつけようとすると、その事ばかり気になって、B男のいいところは見えなくなり、毎日叱ることになるでしょう。
この問題の場面では、「B男は恥ずかしがり屋で挨拶は苦手だけど、とても優しい子なのだ」ということを親が分かっていてやることが大切です。そして、B男を難から救ってやってください。無責任な人たちから子どもを守ってやるのは、親の大切な務めです。決して、皆と一緒にB男をからかったり叱ったりしないで欲しいと思います。
B男の苦手な部分をつつくのではなく、いいところを伸ばしてやることが大切です。それで自信がついてくれば、苦手なこともできるようになったり、または目立たなくなったりしてくるのです。
いくらしつけようとしてもなかなかできない子もいるということを、親は覚えておく必要があります。それに、子どものころから挨拶ができるに越したことはありませんが、別に絶対できなければならないというわけではないのです。
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