診断結果 靴のまま座席に乗る子に何と言いますか?
  • A:靴で乗らないって言ってるでしょ
  • B:靴脱がなきゃ
  • C:靴脱ぐよ
Aを選んだ人:×
この言い方には、相手を非難する要素があります。たとえそれ自体は正しいことでも、非難されていると感じると素直に聞けなくなるものです。大人はもちろんのこと、物心つかない小さい子どもでも同じです。日常的にこのような言い方が多いと、子どもはだんだん言うことを聞かなくなります。
Bを選んだ人:
「靴脱がなきゃ」というのは、「靴脱がなきゃダメでしょ」の短縮形です。つまり、非難の要素が入っているのです。子どもは、敏感に感じ取ります。多くの人が「○○しなきゃ」という言い方を気楽に使っていますが、聞く方はいい感じはしないということを覚えておく必要があります。
Cを選んだ人:
「靴脱ぐよ」というのは、「こういうときは靴を脱ぐよ」の短縮形です。つまりマナーを教えているわけで、非難の要素は一切入っていません。非難の要素がないとき、人はそれを素直に受け入れることができるのです。日常的にこのような言い方をしていれば、子どもは素直に育ちます。
ポイント

子どもに何かを教えて、1回でできるようになることはまずありません。場合によっては、何十回も何百回も同じことを言わなければならないこともあります。でも、それでもいいのです。Cのような言い方で何十回でも何百回でも言ってやればいいのです。

AやBのような言い方の方が効果があるというわけではないのです。それでもAやBのような言い方をしてしまいがちなのは、自分の側の嫌な気持ちを吐き出してすっきりするためなのです。でも、言った方がすっきりする分、言われた方は嫌な気持ちになるのです。

この問題の場面は、小さな日常の一コマに過ぎません。でも、ここでAやBのような言い方をしている人は、人間関係の全てにおいてそうなっている可能性が高いのです。

言葉の癖は心の癖の反映です。ちょっとした一言に自分の心の傾向が表れるのです。自分の何気ない一言に、相手を非難する要素がないかいつも気にかけてみてください。相手を非難する要素が少なくなればなるほど、相手は素直になっていくものです。

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