診断結果テストでケアレス・ミスの多い子。どうしますか?
  • A:「あなたはいつも言い訳ばかり。情けない子だね」と言って発破をかける
  • B:ちゃんと見直すことの大切さを話して聞かせる
  • C:どのようなケアレス・ミスをしたのか一緒に分析する
Aを選んだ人:×
このように相手を傷つけたり人格を否定したりする言葉は絶対に言ってはいけません。親は発破をかけているつもりでも、子どもの心は深く傷つきます。
Bを選んだ人:
話して聞かせるだけでは、子どもはなかなかできるようにならないものです。
Cを選んだ人:
自分のミスを分析することで、ミスの傾向がわかってきます。自分のミスの傾向をはっきり自覚することができれば、同じミスを繰り返さなくなります。
ポイント

親にAのような言い方をされると、子どもは深く傷つきます。そして、「ぼくはダメな子だ」「親も自分のことを言い訳ばかりする情けない子だと思っているのだ」と感じるようになります。

そして、子どもは自分に自信が持てなくなりますし、親の愛情に対する不信感も持ってしまいます。発破をかけるどころの話ではありません。

また、子ども自身がこのような相手を傷つける言い方を身につけてしまう可能性があります。親の物の言い方は子どもにコピーされますので。

Cのように、テストで間違えたところを親子で分析すると効果があります。たとえば次のどれに当てはまるかを分析していくのです。

1.本質的にわかっていない。
2.問題の読み違い・早合点。
3.計算ミス。
4.答えの写し間違い。
5.単位の間違い。
6.指示通りに答えなかった
(これは一例です。教科や学年によって項目が変わってきます)

このうち1はケアレス・ミスではありません。これについては、教科書を元に親がもう一度教えてあげる必要があります。

2から6がケアレス・ミスです。自分のミスを分析すれば、どういうときにどういうミスをする傾向があるかがわかってきます。それをはっきり自覚すればミスが減ります。

なお、この分析は子どもだけでは難しいです。親子で探偵コナンになったつもりで楽しみながらやってみましょう。

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