今週の親力診断テスト

[ 問題 ]
我が子が担任の先生に嫌われているようです。いいところを全く見てもらえず、よくないところばかり頻繁に指摘されます。他の子も、○○君は先生に嫌われているみたいだよと言いました。その先生に受け持たれる前は、明るく元気で学校も大好きだったのに、今は全然元気がありません。もうすぐ今年度も終わりで、来年度のことが心配になってきました。あなたの行動は次のどれに近いですか?
  • 校長先生に頼んで、その先生が担任にならないようにしてもらう
  • 教育委員会に頼んで、その先生が担任にならないようにしてもらう
  • 先生に指摘された点を直すように、親子で努力する
  • 先生に事情を話して、我が子のいい点も見てもらうようにする
診断結果 馬が合わない先生は避けるべき
馬が合わないことを自覚していない先生にもう1年もたれるのは、なんとしても避けるべきです。ですから、Aが一番です。Bは今すぐに取るべき方法ではありません。 Cは成功の可能性は低いし、イライラして親子関係を壊す可能性が大です。Dは、相手の先生によりけりですが、リスクもあります。 うまくいけばこれほどいいものはありませんが、実際は難しいかも知れません。
Aを選んだ人:
全ての人間関係がそうであるように、先生と子供の関係にも相性があります。 この場合、他の子にも分かるくらい、この先生は我が子に合わないようです。2年間も続けて受け持たれたら、我が子はどうなるでしょうか?学年が変わる時期はちょうどいい機会ですから、決定権のある校長先生にお願いするのが一番いいでしょう。この機会を逃がせば、後1年その子は苦しむことになるのです。
Bを選んだ人:
担任決定のような校内の人事は校長先生が決めることですから、教育委員会に言うのは筋が違います。でも、校長先生に言っても全く配慮してもらえず、何年も我が子が苦しむという事態があるとしたら、教育委員会に言うことも必要でしょう。校長に問題解決能力がないなら、教育委員会に言うほかはありませんから。
Cを選んだ人:×
その先生に指摘された点を直すように親子で努力するといっても、そんなに簡単にはいきません。イライラして叱ることが多くなり、親子関係が傷つくのが落ちです。また、たとえ1つ直せたとしても、もっと他のことを指摘されるでしょう。だから、切りがないのです。要するに、馬が合わないということはそういうことなのです。先生自身がそれを自覚して、自制することが必要なのですが、この先生には分かっていないようです。
Dを選んだ人:
相手の先生の人柄をよく判断してからやる必要があるでしょう。 うまくいけばこれほどいいものはありませんが、実際は難しいかも知れません。第1に、伝え方がなかなか難しいですね。相手の感情を害さずに、伝えたいことを伝えることが必要ですから。また、その話を快く聞き入れられるほどの先生なら、 もともと自分とその子の関係をもっとうまくやれたはずでもあります。うまくいけば、これほどいいものはありませんが、この例のような先生の場合は難しいかもしれません。
ポイント

担任の先生と子供の馬が合うとか合わないということは、現実問題としてあります。 人間と人間の関係なのですから、当然です。大なり小なりそれはあるのです。 親子の間でも、それはあるのです。

でも、馬が合わないからといって、それがストレートに出てしまっては、先生としての、 または親としての資格がありません。馬が合わないことに対する自覚を持って、 意識的に褒めるとか、話しかけるとかの努力が必要なのです。

その自覚がないまま子供の欠点を指摘し続ける先生に受け持たれたら、子供にとって一番大切な、 心安らかで明るく楽しい生活を送ることは不可能です。それが2年も3年も続いたら、 子供はおかしくなってしまいます。

もし、これが先生ではなく親だとしたら、2年、3年などというものではなく10年、 20年という期間になります。ぜひ、ご自分を振り返ってみてください。

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