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説明できる?季節の言葉

「初雪」ってどんな雪?

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*12月は師走(しわす)
*時雨(しぐれ)
*氷雨(ひさめ)=みぞれ
*初雪(はつゆき)
*初氷(はつごおり)
*根雪(ねゆき)
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【解説】
冬といえば雪。時雨から始まって、氷雨、初雪、そして根雪へ。そんな関連で言葉を選んでみました。
雪の降らない地方では、初氷が張る12月ですね。そして木々が冬木立になる中で、色美しく咲き始めるのが山茶花。今の時期、あちこちに咲いていますので「あれが山茶花」と教えてあげて下さいね。
子どもに教える前に、どんな花か知りたい方はこちらをどうぞ。⇒山茶花

*師走(しわす)
「ふだん落ち着いている先生も思わず走り出すほど忙しい月」という意味で理解されているが、江戸時代には少し意味が違った。12月は師僧(お坊さん)が檀家(だんか)にお経をよみにまわった。暮れまでに全部まわらねばならない。目の回るような忙しさで「師僧も走る」ということから、師走になったとか。

*時雨(しぐれ)
晩秋から初冬に降る雨。急に風が強まったかと思うと、バラバラと降ってくる。降ってはやみを繰り返して数時間で通り過ぎてゆく。冬の寒冷前線がもたらす。

*氷雨(ひさめ)
雪まじりの雨、みぞれ。冬の冷たい雨。

*初雪(はつゆき)
気象的に初雪の定義は、次のようになるらしい。「降雪が地上に落下し、積雪(観測場所の地面の半分以上を雪で覆った状態)が最初に見られる日」。富士山頂では、8月の平均積雪量よりも9月の平均積雪量の方が多くなっている。つまり、富士山頂は、9月にはもう初雪が降っているということ。気象的に初雪の記録がないのは沖縄。

*初氷(はつごおり)
その年に初めて張る氷。だいたい、初雪の便りと同時期になるようだ。

*根雪(ねゆき)
気象用語としては「長期積雪」というようだ。「積雪が30日以上連続して存在した時の継続日数」。無積雪日が5日以内はさまれていても連続していると数えられる。ま、要するに、降ってとけない雪、そこに毎日雪が降り積もる状態ですね。