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便利社会が子どもに与えるストレスとは

社会全体が“せっかち”に

今回は、「溶けゆく子どもたち」と題して、このままでは大変なことになりますよ、というお話をします。知っているのと知らないのでは大違いですから…。それではスタート!

■事例その1
「15分以内にメールを返さなければ友だちじゃない!」。これって小中学生の常識なんですって。ご存知でした?
返事を待てずに次々と別の子にメールを送り、最初の相手への用件を忘れてしまっていることもあるようです。落ち着いて時間を過ごすことが下手。

■事例その2
通勤電車の遅れが「5分」でイライラするという人は、10年前の17.6%から56.6%へと急増。加速する「せっかち度」が子どもに影響します。
子どもの成長を親がじっくり待てない。情報があふれかえり、他の子どもと比較して焦る親も増加します。

■事例その3
中1の1割がうつ病などの「気分障害」の状態にあるといいます。
「中学生では大半が毎朝、登校時に疲れを感じている。抑うつ状態の子も多い」と精神科医も警鐘を鳴らしています。

こういった背景には、テレビなどの刺激的な情報の多さに加え、携帯電話やメールなど子どもたちのコミュニケーションの手段が複雑化し、ストレスが増していることがあるようです。先ほどの例ではありませんが、メールの返事が来ないことにさえ不安や恐怖を感じ、疲れ切ってしまうのですね。
パソコンや携帯を使って即座にほしい情報が引き出せる便利な時代。だからこそ、物事がさくさく運ばないと耐えられず、イライラしませんか?

我慢できない子。暴力的な言動に出てしまう子どもたち。
化学物質いっぱいという環境の悪化、食品添加物や農薬だらけの食材、水銀まみれの魚介類などなど…。

子どもたちだけでなく親である我々もストレスや疲労の限界です。近い将来4人に1人がガンにかかり、今の子どもたちも40歳代で不治の病にかかるという専門家の意見もうなずけますね。
まさに「溶けゆく子どもたち」「溶けゆく日本人」です。