料理で育む子どもの能力
「やりたいこと」をやらせてみる
知能因子について色々と勉強する機会があった時、普段の子どもの遊びや生活の中に、知能因子を伸ばす要素がたくさんあることを知りました。
中でも、私が一番衝撃を受けたのが、「お料理」です。
よく、親子で料理をしながら、野菜や化学変化などの知識を与えることが推奨されていますが、知能因子を刺激するというのはそういうことではありません。
料理の過程や作業そのものが、知能因子を刺激する要素をたくさん含んでいることに気付いたのです。
以下などは、算数の概念だけを取り上げたものですが、読んでみると、料理でこれだけのことが学べるのかと、驚かれるのではないでしょうか。
ですから、私は子どもが小さい頃から、キッチンに立ちたがった時は時間の許す限り、一緒に食事の支度をしました。
当時、子ども向けのクッキング本を探しましたが、レシピがお菓子にかたよっている気がしたり、また「子どもが作ること」よりも「食べて喜ぶこと」が中心のお子様ランチのメニューのようなレシピが多く、ピンときませんでした。
当時わが子には卵アレルギーがあって、洋菓子系が食べられなかったということもありますが、私は子どもと一緒に「日常の食事のためのお料理」をしたかったのです。
今は、「食育」が注目されていることもあり、子どものクッキング本が増えましたが、やはり
など坂本廣子さんの本は、私の感覚にピッタリでした。
「○○のために何かをする」となってしまうと心から楽しめないので、意識しすぎるのは逆効果だと思いますが、「何か特別なことをさせることが、子どもの能力をのばす」と思っている方が大変多いように感じます。
今回は料理を例にしましたが、「子どもがしたがることは、すべて何らかの能力を伸ばす要因になる」と思えば、気が楽になりませんか?
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