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子どものモチベーションを上げるほめ方

直接ほめるより効果的な方法とは?

中学受験で最も重要な親の役割は、お子さんに自信を持たせるということです。
そして、お子さんに自信を持たせる上で最も確実な方法がほめること。

ところであなたはお子さんのことをほめているでしょうか?
また、上手にほめてあげられているでしょうか?

ほめるということは一見簡単そうに思えるのですが、奥が深いものです。
上手にほめてあげればお子さんだって気持ち良く勉強ができます。お子さんのモチベーションをコントロールするのもあなたの役割です。

さて、上手にほめるには2つのポイントがあります。
1.本人を直接はほめない
2.あえて短所をほめる

まず最初の「本人を直接はほめない」です。
小学校高学年にもなれば親の言うことなど素直には信じません。むしろ親だからこそかもしれませんが…。

たとえば「最近のたっちゃんは集中力が出てきたね」と言われたとします。
私なら、母親のこの言葉をそう簡単には信じません。むしろ「何を企んでるんだ?」と120%疑いの目を向けます。
普段、ほめもしない人がほめても疑われるだけです。ということでほめる際には第三者を使います。

具体的な方法としては、塾の先生に「お母さんが集中力がでてきたって言ってたぞ」とお子さんに言ってもらうように頼む。
塾の先生に頼みづらいというのであれば、ご主人(あなたが父親なら奥さま)に同じように頼んでもいいと思います。

もうひとつの方法は、本人に聞こえるようにご主人(あなたが父親なら奥さま)に対して報告という形で話す。
つまり、「最近、たっちゃんの集中力が出てきたのよ」といった感じでお子さんがいる時にさりげなく(←ここポイントです)話してください。

子どもは聞こえていないふりをして親の話をしっかり聞いています。
両親の会話の中の話なので、直接ほめるより真実味が高く素直に受け取ります。

2つめの「あえて短所をほめる」ですが、今回のほめる目的は自信を持たせるためです。
つまり、自信を持っていることをほめてもあまり意味がありません。

あえて短所をほめることでお子さんに自信を持たせます。
たとえば国語が苦手なお子さんだったら、国語のことについてほめます。
嘘であろうと何であろうとほめます。
塾の先生に頼むなら「最近、国語の調子がよくなってきたね」みたいに仮にその先生が思っていなくても、そう言うように頼みます。

ということで今週は『お子さんほめほめ週間』です。一緒にいる時間が増える時期に、上手にほめてあげてください。
怒られて伸びる子など1人もいません。あなたにほめられることがお子さんにとっていちばんの喜びです。