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「身についた」と言えるのはどこから?能力の5段階

「知っている」「わかっている」だけではダメ

今日は、「能力の5段階」と「成果の比較」についてです。
「能力の5段階」の5つの段階としては、

1.知っている段階
2.わかっている段階
3.おこなっている段階
4.実現している段階
5.継続している段階

があります。
知っている段階から、継続している段階へと進展していくことになります。

ひと昔前までは「知っている段階」や「わかっている段階」の人たちが、いわゆる“できる人”と思われていたように思います。
しかし、情報化社会や国際化社会が進んだことによって、「おこなっている段階」「実現している段階」「継続している段階」へと進めていくことが求められてきています。
では、各段階を見ていきましょう。

「知っている段階」というのは、インターネットや書籍、他者からの話、講演・セミナー、各種学校などあらゆる媒体を通じて知識や技術、情報などを知った段階です。
この段階は、知識や情報を見たことがある、聞いたことがあるといった段階です。

たとえば算数の足し算を例にとって考えると、足し算という計算の方法があるということを知る段階。
「こういうものがあるんだ」という段階です。


次は、「わかっている段階」です。この段階は、知った知識や情報などを理解する段階です。
自分の中で腑に落ちる段階といえるでしょう。

足し算であれば、「1+1=2」「2+3=5」というように、「ある数字とある数字を足すと、合わせた数字になる」と理解して計算できる段階といえます。
「○○すれば、△△になる」と理解する段階です。


3つ目の段階は、「おこなっている段階」です。まさに、行動や体験をしてみる段階です。
この段階になると、知識や技術、情報などとして知り、理解したものを実際に使ってみる、体験してみる段階です。

たとえば足し算を理解した子どもたちが、お菓子を買いにお店に行ったとします。予算は300円です。
予算内に収めるために、お菓子の値段を見ながら足し算を体験していく段階です。
仕事などで知識や技術などを他者に伝えることも、この段階になるのではないかと思います。
知識や技術などを他者に伝えるためには、理解していないと伝えることができません。このため、他者に伝えることも一種の行動といえると考えています。
「知識や技術、情報などを活用する」段階といえるでしょう。