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食育で防ごう「ニワトリ症候群」

現代の家庭が陥りがちな6つの「こ食」

「食」は、私たちの生活に最も身近なものであり、生活の基本になっています。
特に、心と体を形成する過程である子どもたちにとっては、その重要性は増します。

しかし、子どもたちにおける食の現状は、
・朝食抜きやおやつの取り過ぎなどの不規則な食生活
・野菜嫌いやインスタント食品利用の増加
・肉食による動物性脂肪の取り過ぎ
・食に関する感謝の希薄化
などの問題点が指摘されています。

そこで、みなさんに「食育」のことをもっと知っていただくために、豊田市健康増進課が発行しています『みんなで楽しくいただきます!〜食育だより〜』の内容をご紹介しながら、「食育」について考えていきたいと思います。

《家族を取り巻く6つの「こ食」》

◇孤食………独りで食事をすること。
家族がいるのに生活リズムが違うために、子ども独りだけ食べさせていることがありませんか?

◇個食………家族揃っているのに別々のものをたべていること。
自分が食べたいものであれば、家族と違うものを食べていることはありませんか?
それぞれの部屋で、それぞれのものを食べていませんか?

◇固食………同じものばかり食べていること。固定食。
気がつくと、いつも同じものばかり食べているということはありませんか?

◇小食………食事の量が少ないこと。少食。
無理なダイエットで、食事の量が少ないことはありませんか?
少食で栄養不足になっていませんか?

◇粉食………小麦粉やそば粉など粉が原料となっているものが主食になること。
麺食やパン食が中心の食事になってにいませんか?
固いものは避け、小麦粉などで作った柔らかい食べものを好んでいると、
噛む力は大丈夫ですか?

◇コ食………コンビニ弁当などインスタント食品を好んで食べること。
コンビニ弁当ばかり食べていませんか?

※最近では、
 1人だけで食事をする「孤食」
 朝食をとらない「欠食」
 家族それぞれが違うものを食べる「個食」
 いつも決まったものばかり食べる「固食」

この4つの頭の文字をとると「コケッココ」になることから、「ニワトリ症候群」とも言われ、よく聞かれるようになりました。

※ライフスタイルの変化に伴い、家族揃って食事をする機会が減ってきています。毎食は難しくても1日に1食は、家族揃って、同じ食事をする機会を作っていきましょう。
※家族の元気・笑顔が明日の活力です。「こ食」にならない楽しい食卓を!


引用文献<「みんなで楽しくいただきます!〜食育だより〜」他>