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お手伝いで子供が伸びる!

お手伝いは、自信を持たせるチャンス

先日の学級懇談会では、PTAの学級委員さんが考えてくれて、前半を5〜6人のグループでおしゃべり、後半を私の話、という構成でやってくれました。
学級懇談会でいちばん大事なのは、親同士が「仲良し」とか、せめて「顔見知り」になることです。
そうすることで、喧嘩、いじめなどの子供同士のトラブルの9割方は解決します。
逆に、親同士が知り合いではなかったことで、何でもない子供同士の出来事が、大きなトラブルになってしまうケースもあります。

学級懇談会は、親同士が仲良しになる大きなチャンスです。方法はたくさんあると思いますが、単純におしゃべりすることは、とても効果的な方法のひとつです。
何か特別なことをしなくては、と悩んでくださる学級委員さんもいますが、気楽におしゃべりタイムを設けるだけで、きっと「先生の一方的な話を聞いて帰るだけ」の学級懇談会よりも、仲良しの輪が広がります。

さて、今回のおしゃべりタイムは、冬休みのお手伝いをテーマにしてくれました。
どの子も、家の仕事をしているようで、人気ナンバーワンは、お料理でした。でも、3年生には、危険が伴うのでなかなか任せられないというご意見も多かったようです。

お手伝い、家の仕事で、子供を伸ばす時のコツは、2つです。
1つ目は、確実に技術を身につけさせること。
料理は、いちばん手軽に技術を身につけさせることができる仕事です。
料理ほど派手でなくても、手伝いをさせたら、必ず技術を身につけさせてあげましょう。
掃除をさせたら、ぴかぴかになるコツをしっかり教えましょう。
買い物をさせたら、よいものを選ぶ目を持たせて上げましょう。
たとえば、よいと思う大根を2本選んで持ってこさせます。その2本のうち、どちらを選べばよいかを答えさせたり、教えたりしてください。買い物のたびに繰り返すことで、子供の目は自然に養われていきます。

コツの2つ目は、丸ごと任せることです。
いつもいつも助手のままでは、子供は興味を失います。
たとえば買い物なら、最初は、「よいじゃがいもを選んできてね」。
繰り返して自信がついたら、「カレーの材料を全部買ってきて」。
ここまで来たらジャンプアップして、「夕食のメニューを考えて、材料を全部買ってきて」。
少しずつ、責任の範囲を広げてやれば、子供も安心して取り組み、いつのまにか、自信たっぷりになります。

3年生くらいなら、家族旅行で「あいさつ係」を任命してはいかがでしょう。
行く先々で先頭を歩き、最初に声を出す係です。
お店と親戚の家では、あいさつの仕方も違うでしょう。あいさつの仕方をしっかり教えて自信を持たせてください。

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