学ぶ力を育てる本の読み方
「わかってる」って、本当にわかっている?
1冊のビジネス書を5分で読める。
5分で読めるから、本を大量に読むことができる。
週に20冊。
すごいですねえ。としか、言いようがありません。
読むスピードが速いのは、悪いことではありません。
ただ、著者が伝えようとしている何らかの知識や情報を、著者が意図した通りに理解できているのか?
気をつける必要があります。
かなり昔に、私がやってしまっていたこと。
自分が理解できるところだけ読んで、それ以外は自分には必要ない、あまり重要ではないと、すっ飛ばして読む。
ある一文にこれは重要だと線を引く。
本当に重要だと判断できていて、その上で線を引いているのであれば問題はなかったでしょう。
でも今思えば、自分がその時点で理解できるところに線を引いているだけ。
いまいちわからないところについては、自分には必要ない、重要ではない、と勝手に判断して、理解するための努力をしない言い訳をしていたのでした。
そんな読み方では、自分が知っていること以外のことを知ることができません。
いくら大量に本を読んだとしても、自分が既に知っていることを何度もなぞっているだけ。
最近、読み返しているある専門分野の本。
以前も、すごいこと書いてあるなー、とか思いつつ読んでました。
でも、今回読んだら、当時、全く理解していなかったことを思い知らされました。
自分にはあまり関係ない。
なんて思っていたところが、めちゃくちゃ重要な部分でした。
まずは、もっと謙虚になる必要があったようです。
そうして、知らないことがある。ってことを、はっきり知らなくてはいけませんでした。
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