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「良い子」に育てることが、子どものしあわせ?

子どものストレスは、いつか爆発する

先日、僕は駅ですごい光景を見聞きしました!
どんな?
そ、そ、それは…

有名私立小学校の制服を着た女の子を迎えに来たおばあちゃんと女の子の会話です。

祖母:「今日はきちんと学校で宿題やってきた?」
子 :「ううん…できなかった…」
祖母:「え〜なんでやってこないのよ〜。
    いつも宿題は学校で終わらせてきなさいって言ってるでしょ!」
子 :「だって、最近は学校で宿題の時間を取ってくれないんだもん。だからできないよ〜」
祖母:「何言ってるの?あなたは習い事4つも行ってるのよ!
    宿題なんて学校で終わらせてこないと、家でする時間なんてないのよ
    あなたの習い事のためにいくらお金をかけていると思っているの?
    あなたのママは立派なお医者さんなんだから、
    あなたもママ以上に立派にならないといけないのよ!
    ちゃんとわかってるの!」
子 :「わかってるもん(泣きそうになっている)
    ママには、いつもクラスで一番になりなさいって言われてるもん…だから頑張るって…」
祖母:「何言ってるの!クラスで一番じゃないわよ、学校で一番になりなさい。
    あなたはそういう人なのよ!」
子 :「…」

この会話…あなたならどう感じますか?
「まあ♪なんて頼もしいおばあちゃんだこと…」
だって…!!!
そんなわけはありませんよね。

僕は、この会話の横で聞いていて、正直、この女の子の将来…いや、この家庭の将来が心配になりました。(大きなお世話かもしれませんが…)
僕は、子どもをいい環境に置いて育てること、これについては賛成です。
まったくもって良いことだと考えています。

しかし、子どもにとって「いい環境」ってどんな環境なのでしょうか?
子どもにとっての「いい環境」…これを見極めることが、とっても大切なことなのではないでしょうか…。

多くの教育ママ・パパと呼ばれる方が間違っていること。
それは、子どもが望んでもいないのに無理やり勉強させたり、習い事に行かせているってことです。
多くの教育ママ・パパは、わが子を世間一般でいう「いい子」にしようと、あの手・この手で教育しようとしています。

しかし、僕の目から見たら、そういった「いい子予備軍」ほど危険なんだって思ってしまいます。
確かに勉強もそれなりにできて、そつのない子どもに育つかもしれない…。
でも、子どものときから無理やりいろんなことを詰め込まれた子どもって、心の中に膨大なストレスを溜め込んいる場合が多いという事実を知ってほしいのです。
そのストレスは時限爆弾のように時を刻み、爆発するタイミングをカウントしているのです。

その爆発するタイミング…それは多くの場合、思春期です。
だから、不登校や引きこもりが何十万人も発生しているのです。

多くの親は、
「子どもの教育で恥ずかしい思いをしたくない…」
「うちの子は、よその子と比べて劣っていないだろうか…」
このようなことばかり気にして、無意識のうちに子どもをいい子に育てようとしてしまいます。
まわりの子達が塾に行き出したら同じように塾に通わせ、学校の成績ばかり気にし、名門の学校に入れようと必死になる…。

しかし、僕はここでハッキリ言いたい!
あなたのお子さんは目が輝いていますか?
毎日、子どもらしくイキイキとしてますか?
子どもらしい笑顔、見せてますか?

ドキッとしたお母さん…要注意です!
子どもって、本来はもっともっと自分に正直で自由なはずなのです。
もっともっと自我を強く出してきていいんです!
それが子どものいいところであり、子どもの心の成長には必ず必要な大切な過程なのです。

子育ての原則!それは、その子その子のそのままの姿を認め、愛してあげること♪
子どものありのままを認めてあげること。

これが、家庭で一番大切なことで〜す!