文字は人なり
文字は人柄やその人が持つ教養までも表す
今週のテーマは、「字」です。
久美子塾では、どの学年の生徒であったとしても
まず、美しい字を書くための練習から始めます。
「書(文字)は人なり」という言葉があるように、
字はとても重要だと考えているからです。
「文字は人なり」とは、文字は人柄やその人が持つ教養までも表す、
ということを意味する言葉です。
それが証拠に、パソコンがこれほど普及した現代においても、
重要書類や履歴書は自筆です。
これも、文字の書きぶりから人格を伺うことができる、
というのが一つの理由だからでしょう。
それほどまでに、字は重要だということです。
はきはきした字を書く子の性格は、はきはきしています。
しっかり時間をかけて一字一字丁寧な字を書く子の性格は、
やはりしっかり安定しています。
ぐちゃぐちゃな字を書く子の性格は、雑然としたところがあり、
最初は大きく書き出したもののだんだんと、小さく尻すぼんでいく
字を書く子はやはり、最後までよく考えない性格をしています。
同様に、合格する子、しない子、成績が伸びる子
伸びない子も字をみればわかります。
「字は汚くてもよい」「美しい字を書けるにこした事はないが、
特段その為に練習などする必要はない」
とお考えの方もおそらくいらっしゃることでしょう。
ただ、そういう方のお子様は、“開成・麻布・武蔵・灘・ラサール”
をはじめとする、いわゆる超難関校に合格することは不可能です。
「(自分が)読めさえすれば、別に字はきれいでなくてもよい」
というのは非常に自己中心的な考えです。それでは
細かい考察が必要な算数や、繊細な心情の移り変わりを
読み取らなければならない国語で高得点をとるのは不可能です。
「文字は人なり」
字には、その人の人生への姿勢、学習への姿勢までもが表れます。
美しい文字が書けるようになった時に、集中力が増し、
学力が向上していることはいうまでもありません。
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