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今を感謝すること

変わったのは親の意識?

ただ言葉で「今を感謝せよ」と言うのは、いかにもカンタンなんですが、
これがなかなかできていない気もします。

例えば、こんなことを考えてみました。

子供が宿った時に、
「やっぱり男の子がいいな」「女の子もいいかなあ」なんて思った。

それが「さあ、生まれるよ!」ってときには、
「元気でさえいてくれたら」と心から願った。

男でも女でも元気に出てきてくれよと。

しかし、10数年経ったら、もう「元気」だけじゃあ、許せなくなっている。

でも、あのとき、願いましたよね?
「元気でさえいてくれたら」と。

いったいなにがあったんでしょうか。
なにが変わったんでしょうか。

ストロングは、「成績がイイ子」を目指して、この親技というものを主宰しているわけですから、その私がこんなことをいうのは、おかしいじゃないかと皆さんは思うかもしれません。

成績がイイ子を目指すのはイイ。
それはイイんです。ガンガン目指せ。

ただ、親としての出発点は「元気でさえいてくれたら」だったんですよ。

子供は生まれたときから、なんにも変わっちゃいない。

変わったのは、親であるボクらの意識のほうなんじゃないでしょうか。

そう考えると、同じ「成績がイイ子」を目指す、
その目指し方も変わってきませんか?とストロングは思うわけです。

だからといって、「鉄砲の弾」みたいに「出ていったら、どこへ行ったか」わりません、勉強は1日5分です。とても元気です!が素晴らしいと言っているんじゃないですよ。

5時間でも、10時間でも、成果のある、
意味の見いだせる勉強ならやらせたらイイ。

現にストロングもそうしていますから。

でもね、繰り返しますが、出発点は「元気でさえいてくれたら」だったんです。
そうですよね?

振り返ってみてください。これまで来た道を。
お子さんが歩んできた道のりを。

ずいぶん頑張って登ってきたているんじゃないでしょうか、出発点から見れば。

皆さんも、「もっと頑張らせる」のはいいけれど、
出発点を忘れちゃいけないんじゃないか。

自戒の意味も込めてストロングはそう思っています。

ご飯が毎日食べられる。
勉強に打ち込める環境が与えられている。

「今を感謝して生きる」というのは、
ここに目をつけるってことじゃあないか。

「元気でいてくれたら」、
それが達成された時点で100%だったんです。

そこからの道のりは勉強させて、スポーツもさせて、全部100%の「元気でいてくれたら」にプラスで積み上がっていっている。

今、熱心に頑張っている方、目がつり上がって夏休み前の追い込みを頑張っている人ほど、フッと息を吐き出して思い出してみてほしい。