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“価値のある”競争とは

競争心が別のベクトルのパワーを持つと恐ろしいことに

〜☆ びりっかすの神様 岡田 淳 著 ☆〜

「あなたの足のはやいのは知っていたけど、一番になったとき、感動しちゃった。ほんとうによくがんばったわ。一番になるためにがんばるな、なんてお母さんいったけど、ほんとにうれしかったわ」

始は、すこし考えてからいった。

「ぼくもうれしかったよ。でもね、お母さん。ぼく、一番になるためにがんばったんじゃないと思うな」

お母さんは首をかしげた。

「それ、どういうこと?」

「本気で走ったってことさ。みんな、本気で走ったんだよ、お母さん。ほかの組の子も」

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負けたくない! は、ものすごいパワーを持つ。

競争心を煽れば、めきめき力が付くだろう。

どっかの幼稚園が有名になるわけだ。

でも、パワーばかりが大きくなって、その使い方、方向性が無視されたベクトルは、悪にしかならないだろう。

人は、強けりゃいいってもんじゃない。

頭が良けりゃいいってもんじゃない。

思慮深くなければ、台無しだ。

(たとえば、ダイナマイトを結果として開発しちゃったキューリー夫妻にだって、私は責任があると思うんだよね)。

負けるもんか!と、蹴落としたライバルをリスペクトできるかどうかが鍵だ。

こいつと闘うことで、誰のためでもない自分のために本気になれたんだって時にこそ、本物の喜びと、真なる力と、愛が生まれる。

競争に価値が付く。