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トラブル続きの子を変えるコツ

先生に「トラブル続きで困る」と言われたら…

長男・小学3年生の1学期の面談でのこと。
担任の先生より、
「お宅のお子さんは、クラスメートとよくトラブルを起こして困ります。おうちでも叱ってください」
と言われて、子どもに、
「学校でケンカしたらあかん!腹が立ったとしても、お友達を叩いてはダメ!」
と怒ってばかりいました。学校で何があったのか、どうしてケンカになってしまったのか。そういうことをまったく聞かずに、一方的に怒るばかりでした。

そんなわたしに対して子どもは、
「むこうが悪い!嫌な言葉を言ってくる!」
と、ケンカした相手の言葉や行動に怒っているようでした。けれども、この言葉に同情はするものの、
「そうは言っても叩くことは悪いことだからやめなさい。腹が立つことがあるのなら言葉で言いなさい。相手が腹の立つ言葉を言ってきたら、そのことを先生に言ってごらんなさい」
などと言っていたように思います。

その結果は…
子どもの行動は何も変わることなく、子どもは先生に怒られ続け、学校を拒否することにつながりました。

先生の言葉によって、わたしの心の中で起こっていたこと。
「お友達とトラブルを起こしてばかりいて困ります」
と言われたとき、母親であるわたしの心の中では、先生の発した言葉を聞いて今まで漠然と感じていたであろう“その子の短所”がクローズアップされて、「このまま大きくなっていったら困ったことが起きるかもしれない」などと子育てへの不安や自信のなさが浮かびあがってきたのでしょう。

自分の気持ちを口に出すことができたなら、それをもとにセルフコーチングしてみましょう。
「このまま育っていくとしたら、子どもの将来が不安だ」
では、どういうところが不安に思うのだろう?
「○○なところ…」
具体的な思いが浮かんできたら、
「わたしは、子どもの○○なところが、どうなったらいいと思っているのだろう?」
「そうなるには、母として、どのようにこの子にかかわったらいいのだろう?」
「どんな言葉をかけてあげればいいのだろう?」
と、セルフコーチングしてみる。

それから、子どもと対話するのです。
「学校でケンカしたって先生から聞いたんだけど、どんなことがあったの?」
「学校で、そんなことがあったの!」
「とっても腹が立ったんだね!」
「今度、そういうことがあったら、どうしたらいいと思う?」