「25×28」を暗算できる?
算数を得意にする学習法
お子さんが勉強している教科は、学習方法によって2タイプに分けることができます。
1.日頃から継続的に勉強すべき教科
2.試験前などに集中して勉強する教科
この2タイプを上手に学習し分けることが学力アップのポイントです。
継続して勉強すべき教科としてまずあげられるのは算数・数学です。算数・数学はとにかく日頃から勉強する習慣を身につけてください。試験前だけ猛勉強する子がいますが、このような勉強方法では学力は身につきません。
逆に、日頃少しずつ勉強し、試験前はほかの教科の勉強をするため学習量がふだんより少なくなってしまう子の方が、学力は伸びています。
算数や数学は、少しずつ問題を解き着実に学力をつけておけば、楽な学習で、試験でも常に高得点を取ることができます。試験前にたくさん勉強しなくても、確実に高得点を取ることができるのです。見方を変えれば、簡単に確実に高得点を取ることができる教科と言えます。算数・数学が得意な子のほとんどは、この方法で勉強しています。
計算問題だけでも構いません。計算する習慣を身につけておけば、数学的な考え方が自然と身につくのです。
常に計算問題を練習すると、楽な計算方法に気付くこともあるでしょう。
たとえば、25×4=100 となります。
人から聞いたりして知っている子もいるでしょうが、計算問題の練習を続けているうちに25の4倍が100になることを知った子もいます。
計算問題の練習を続けているうちに知った子は、
25×28
を暗算でおこなうことができることに気付くのです。
暗算方法は、
28=4×7なので、
25×28
=25×(4×7)
=25×4×7
=(25×4)×7
=100×7
=700 です。
つまり、『25×(4の倍数の数)』の計算は、(4の倍数の数)を『4×○』と変形することで楽に計算できるのです。
25×4=100を知っている子は多いかもしれません。
日頃から継続して勉強している子は、この計算を機会があるごとに使っています。
しかし、試験前しか勉強しない子は使い忘れてしまうため、結局利用していないのです。
計算ができるから算数・数学は安心、ではありません。計算を使いこなせるレベルになって、算数・数学が得意になっていくのです。
計算を使いこなせるようになると、文章問題を解く際もどのような計算をすればよいかすぐにわかるため、すぐに式を立てることができます。そして正しい答えを導くことができるのです。
よく『国語が苦手だから、文章問題ができない』ということを聞きますが、実際は国語が苦手なのではなく、計算を使いこなすことができないから、文章を式に表すことができないのです。
私が知っている限り、国語が苦手だが算数・数学が得意という子は何人もいます。国語は苦手だが算数・数学が得意という子たちは、文章問題も完璧です。
1日30分でも構いません。算数・数学を日頃から学習する習慣を身につけてください。
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