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本を読まない子にもわかる!国語現代文

読書をしない子は、国語が苦手?

国語現代文は、実はいちばん勉強法がわからない科目ではないでしょうか。
なんといっても、世間でまことしやかに言われている
「国語現代文は、本を読んでいないと上がらない。いまさら無理」
という内容。
とんでもない!!!
Professional-T は、これを聞いたときは笑ってしまいました。
おそらく、国語について、きちんとした勉強方法を教わる機会がなかったのだろうなと思いましたよ。
自然と意外にできてしまっていたので、「きっと本を好きだったからなんだろう」と思い込んでしまったのではないでしょうか?

結論から言いますと、たしかに本を多く読んでいる子は、国語が得意で問題が解ける子が多いです。
しかし本を読んでいる子が問題を解けるのは、実は、多くの本を読んでいるうちに読み方を自然に身につけているからにすぎません。
その読み方をきちんと勉強すれば、特に本を大量に読んでなくたって、問題は解けるんです。ただ、読み方・解き方を意識しているかどうかの違いでしかありません。
では、その読み方・解き方とは?

まず、重要なことは、「現代文の目的」とは何か?です。
それは、ただひとつ。
『作者が言おうとするひとつのことを、読者にわかってもらおう』としているだけなんです。これ意外に重要です。
そして、その言いたいことを言うために、必ず決まった書き方で書いているのです。そうでないと、うまく伝わらないからです。
とすると、読む方が注意するべきことは…?

1)作者は何を言おうとしているのだろう?という姿勢から必ず入ること。
常に、そう思いながら読みすすめます。
そして少し考えれば気がつくことだと思いますが、何かの考えや意見を言うとき、それを周りの人に説明するときを考えてみてください。
例を挙げてみたり、反対の意見を上げてみたりすれば、より自分の言おうとすることが説明しやすくわかりやすくなったりしませんか?
現代文も同じです。

2)作者が結局何をいいたいんだ?ということを考えながら読む。
これは例の部分だな。これは反対意見の部分だな。
というように、重要な意見を説明するための意味、解説をきちんと分けて読むことです。練習次第でわかるようになってきます。

3)例や反対意見は、作者の意図としては重要ではない。
つまり軽視していい部分なので、飛ばします。

4)重要なところは、例などの部分を省いたところ。
作者の言いたいことが一言でまとまれば、自然に問題もそこだけを聞いてきています。だから解ける。
という仕組みなんです。

高校受験に限らず、大学受験を含めて、すべての現代文はこれができるかどうかにかかっています。
もちろん大学受験のレベルになれば、もっと対立構造を捉えたり、もっと論理的に捉えて積み重ねないと答えにたどり着かない問題もあります。
しかし、結局やることは同じですし、あくまで答えは1つに決まるのです。もちろん、そうでなければ点数をつけることはできませんよね。

本を読まなきゃダメだという神話を崩して、挑戦してみてください。きっと問題をといていくうちに、見破ることができるようになりますよ!

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