同じやり方ではうまくいかない?兄弟・姉妹の受験
上の子と同じ勉強方法で大丈夫?
今回は2人目・3人目(もしくはそれ以上)の受験の方への内容です。
上の子の時にうまくいったことが、下の子でもうまくいくとは限りません。当たり前ですが、案外忘れがちなことです。
この過ちは実は私の母も犯しました。
私には6歳年上の姉がいるのですが、彼女は非常にまじめで、昔からコツコツとやっていくタイプの人間です。
また、ひとりで勝手に勉強して合格してしまったので、母は弟である私もコツコツと自分でやっていくと思い込んでいました。塾に通っていれば受かると思っていたわけです。
しかし、弟である私は頑張ることは大嫌い。どうすればやらなくて済むのかが最も重要なことだったのですから、1人で勉強するということなど決してありませんでした。
もちろん、ここまで極端なことは稀(まれ)かもしれません。しかし、多かれ少なかれ兄弟・姉妹であっても持っている能力は異なります。
どちらが高いとか低いとか言うことではなく、そもそもの勉強方法の向き・不向きというものが存在します。
暗記方法ひとつとっても、上の子は書いて覚えるタイプだったとしても、下の子は必ずしもそうではないということはよくある話です。
得意科目なども異なることがあるでしょうから、科目ごとの勉強時間の配分という面でも違いは出てきます。
声掛けだってお子さんの性格によって異なります。
例えば上の子のときには不安をあおって上手くいったとします。だからといって下の子でそれがうまくいくとは限りません。
また、最も避けるべきことがあります。それは兄弟・姉妹を比べてしまうことです。
自分ではしていないと思われるかもしれませんが、ふと、上の子のときは…なんて考えることないでしょうか?
特に下の子はそういったことに敏感です。
兄弟・姉妹とはいえまったくの別人です。
ですから「上の子のときはこうしてうまくいった」というのは、あくまで参考程度に考えてください。
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