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楽しい人生を歩ませるために、親がするべきこととは?

自分の人生について考えてみると…

皆さんは自分の人生をおもしろい、楽しいと感じていますか?
少しも楽しいと感じられない方は、まず自分をケアしましょう。
自分自身のコンディションが整っていてこそ、人のためにも行動できます。

皆さんご自身が人生を楽しんでいるなら、それは皆さんが関わる子どもたちにも伝わっているはずです。
それで常に勉強に前向きに取り組むようになるとは限りませんが、そこまでひどい状態にもならないはずです。
あとは進むべき方向性を思い定めれば、自然と行動を起こすでしょう。

しかし、多くの人は自分の人生について「少しも楽しくない」とは思わないし、かと言って「人生を楽しんでいる!」と断言する自信もない、というのが正直なところではないでしょうか。
いや、そもそも「自分の人生はどうなのか」なんて、普段はあまり考えないのではないでしょうか。
仕事や家事に追われていると目の前の事柄が気になり、自然と人生だの生きる意味だのなんて考えなくなっていきます。

これはごく普通のことです。
でも、目の前のことをうまくこなすことばかり考えつづけて、いつの間にか人生を楽しむことを忘れてしまうと、もったいないと思います。
毎日の生活には喜ばしいことが沢山あるのにそれを喜ばず、この後あれをやらなければ、これをやらなければ…そういうことばかり考えて何となく不機嫌になり…。

不機嫌そうな人が身近にいると、自分もだんだんととげとげしい気分になってしまうのが人間の性です。
皆さんが毎日の生活にいくらでも潜んでいる喜ばしいことを感じず、不機嫌になることが多いと、皆さんが関わる子どもたちにもそのムードが伝わってしまいます。

最悪なのは、目の前のことをうまくこなすことばかり考える意識の持っていき方まで子どもに伝わり、子どもの意識の在り方に刷り込まれてしまうことです。
社会人の多くは、経済的に生活を成り立たせていくことに必死で、そのために目の前のことに必死で取り組むのはある程度当然のこととして既に受け入れられています。
しかし、親御さんに養ってもらっている子どもたちには、目の前の勉強をうまくこなすことには意識が向かっていますが、その目の前の勉強に必死で取り組まねばならないという必然性はあまりありません。
そこが、自分で自分を(場合によっては家族まで)養わねばならない社会人と、子どもとの覚悟の違いです。

結局のところ、子どもたちは勉強などしなくても大丈夫なのです。
少なくとも、親御さんに養ってもらっている、当面の間は。

だから、目の前のことに「やらなきゃダメだから」と取り組むという姿勢ではなく、大人も楽しんで、目標を持って物事に主体的に取り組んでいるのだという姿を見せたいのです。
そもそも、子どもは魅力のない大人を真似ようとしないし、その話に耳を傾けようともしないでしょう。

大人に必要なのは、自分の日々の生活や人生を見直し、そこに喜びや目標を見出すことだと思います。
それは、忘れているかもしれませんが、多くの人が持ち合わせているものだと思います。

「人生に主体的に取り組む姿を示そう!」なんて言われると「自分はそんなに素晴らしい人生を生きていません(汗)」と答えたくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことないと思うんです。
本当に辛い人生を生きているという方も、もちろん中にはいらっしゃるでしょう。
でも、多くの人は気づいていないだけで、自分なりにそこそこ楽しみもある人生を自分で選び取って生きているはずです。
そういうアクティブな部分を、子どもたちにも示せるといいなと思うわけです。

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■今日のポイント 〜毎日を楽しめていますか?〜
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まず自分自身を考えることですね。
自分自身が毎日を楽しんで、主体的に状況と関わって、常に学び考えていれば、それは子どもにも伝わると思うんです。

子どもには「目の前の勉強をやらなきゃダメだ」は通じません。
大人は目の前の仕事や家事をやらなかったら生活が崩壊しますが、子どもは目の前の勉強をサボっても、何とかなってしまうのですから。
ですから目の前のことに精一杯というのではなく、「自分の人生を生きていくために今、何かに取り組む」という姿勢を、大人が示すこと。
まずは大人が、自分が毎日を楽しく過ごすことからですね(^_^)