成功のヒントは、失敗したときの言い訳にあり!
ホットケーキを焦がしてしまったら…
私たちは勉強、仕事や人間関係、機械操作などのあらゆる場面で失敗という結果を出します。
失敗をしたときに、「次こそは失敗をしないぞ」「失敗を避けるぞ」と思うことも大事ですが、それが一番大事なのではありません。
一番大事なのは、「失敗という結果をそのままにしない」ということです。
さて、私たちの「失敗した後の行動」というのはこのようなものではないでしょうか。
1.言い訳をしてあきらめる
2.同じやり方で再度、挑戦する
3.別のやり方で再度、挑戦する
たとえば料理で失敗したとき、あなたは何を考えますか?
ホットケーキを作ったとして、「ああ、焦げてしまった!失敗だ…」と思った後、何を考えますか?
「何で焦げたんだろう?火が強かったのかな?水じゃなくて牛乳の方がよかったのかな?それとも…」
こんな感じで失敗した原因(理由)を考えて探しますよね。
ではお尋ねします。なぜ、その原因を探すのですか?
それは、「次に作るときは焦がしたくないから」ですよね。いたってシンプルな理由ですが、もっともだと思います。
料理は一度やったらもう二度としないというようなものではありませんので、失敗したらその失敗した原因を探すはずです。
そして、「今度作るときは火を少し弱くしてみよう」とか「今度は水の替わりに牛乳を使ってみよう」などと考えるのではないでしょうか。
いかがですか?
これまでの自分を振り返ってみれば、失敗の原因を探して再挑戦してきたからこそ、以前よりも上達しているなぁと思えることがあるのではないでしょうか。
普段、私たちは生活の中でこのようにいろいろな失敗をして、そこから何かを学び、そして再度挑戦するということを繰り返しています。
それが自分にとっての日常的なことであればなおのこと、あなたはそうやってその精度を高めてきたはずです。
それでは勉強の場合はどうでしょうか?
「勉強」の場合も料理などと同じように、失敗したらその原因を探して再度挑戦していますか?自信を持って「はい!」と言えますか?
勉強というと特別なことをやっているような感覚があるかもしれませんが、何も特別なことではありません。
だからこそ、
失敗する → 原因を考える → 再挑戦 → 失敗する → 原因を考える → 再挑戦 → ・・・ → 成功!
という流れを経て最終的に成功の状態にまでもってくることができます。
勉強の時間だけを特別扱いする必要はないのです。基本的にやることは同じなのですから。
途中で何回失敗してもいいじゃありませんか。その失敗の原因を考えて再挑戦するのであれば、それは確実に成功に近づくための意味のある失敗なのですから。
上に書きました「失敗した後の行動」のうち、「2」と「3」は失敗の原因を自分で考えたり、誰かからアドバイスをもらったりして解決策を見つけられるときに選ぶことができるものです。
また、「2」の方は通常なら起こりえない突発的な外的要因によって失敗してしまったときに選べる選択肢で、「3」は同じやり方ではまた失敗を繰り返してしまうと思われるときに選べる選択肢だと思います。
ですが、いつでも自分でその解決策を見つけて「2」または「3」を選べるわけではありません。
もしそれを自分で見つけられなかったとしても、先生や先輩、友人などにアドバイスをもらうことができるのなら、恵まれていると言えます。
しかし、多くの場合はそれができずに再挑戦をためらい、「オレにはできないんだ」とか「やっぱり私には無理なんだ」などと考えてしまいやすくなります。
そして「1」のように、何らかの言い訳を作ってあきらめてしまうことに慣れてしまうのかもしれません。
でも、それで納得できないのなら、反省するよりも前に「あきらめないぞ!」と、まず自分の中で決めてしまってください。
その言い訳には自動的に今後の課題が含まれているはずですので、そのあとは「どうやったら」それをクリアできるかを考えればいいのです。
「あっ、いま自分は言い訳をしているな」と思ったら、それをそのままにせずに、必ず言い訳の中にある課題をクリアしてください。それが成功への道につながるのですから。
言い訳の中にある課題をクリアするというのは、たとえばこんな感じです。
・勉強の仕方が分からない… → だったらどうすればいい? → 合格体験記を読んで参考にしよう!
・前回は会場が寒すぎて集中できなかった → だったらどうすればいい? → 今回はもう1枚、羽織るものを持っていこう!
・公式を覚えていなかったから解けなかった → だったらどうすればいい? → 公式を確実に覚えよう!
・どうしても解答時間が不足する → だったらどうすればいい? → 捨て科目を作れないか検討してみよう!
・試験会場が遠い → だったらどうすればいい? → 会場近くに前日から泊まる!
こんな感じで、できることを1つずつやっていけば、山積みになっていると感じた課題もいつの間にかすべてクリアできるときがきます。
これを面倒くさがって「ただの言い訳」で終わってしまう人にはその先はありません。
焦らなくてもいいんです。怖がらなくてもいいんです。まずは今できることから始めて、1つずつクリアしていってください。
大事なことは、「失敗してもいいが、ほったらかしにはするな!」ということです。
さあ、あなたは自分の失敗と、今後どのように付き合いますか?
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<今日のまとめ>
失敗自体が悪いのではない。そのまま放置することが悪いのだ。
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