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思春期の子とどう向き合うか

親としての役割とは?

思春期は、難しい時期です。
思春期の脳は、工事中なのだそうです。工事中だから、いろいろトラブルのようなことも発生するそうです。

ハメをはずしてみたくなったり、ムチャしたくなったり、何かにつけてムカついたり。
当然親に向かっても反抗的な態度や言動を取ります。

親も人間です。
そういう態度を取られると、腹も立つし声も荒げます。
「何だと!」
「いい加減にしなさい!」
気がつくと怒鳴ってしまっていた…なんてこともあります。

それもこれも仕方のないことです。
思春期や、思春期の子を持つ親なんてこんなものです。特別に気に病むことなどありません。

思春期を終えた子どもは、やがて大人になっていきます。
ずっと思春期のようなことはありません。
口が悪い、態度が悪い、成績が悪い…そんなことは大したことではありません。

親が最も気にすべきことは、子どもが必要以上に何かに悩んだり、苦しんだりしていないかということではないかと思います。
子どもはそれぞれ感じ方が違うので、つまずくところも悩むところも苦しむところも違います。
大切なことは親がそれを率先して取り除くことではなく、子どもがその悩みや苦しみを自分の力で乗り越えるために必要な力を、どう身につけさせるか。という視点と、そのための援助です。

子どもや親が思っている以上に、弱く、もろい存在です。
しかし、一方で親が思っている以上に、強く、たくましい存在でもあります。
その両面を見ながら、子どものことを信じ続けること。それが親に必要なことです。
「親」とは、とても難しい役割です。
だからこそ、真剣に取り組む必要があるのです。