暗記を助ける“エピソード記憶”
「暗記が苦手」は克服できる
さて、今週は「暗記科目」のメンタルブロックについて考えていきますね。
ミスター・ツカムの教材のお問い合わせのメールに、「暗記がまったくだめです。この教材に期待しています」…というメッセージがよくあります。でもね、ちょっと待ってくださいね。
ご両親がお子さんを観察していて、「うちの子は記憶力が劣っている」…と勘違いしています。
それとか、「私も暗記が苦手だったから遺伝したんだろうなぁ」…ダメダメですよ。そんなこと考えちゃあ。
そもそも「暗記が苦手」なんていうものは遺伝しません(笑)
人の記憶能力はそんなに大差はありません。
ある科学者が言ってましたが、「自分の電話番号と住所が言えたなら記憶力は正常です」
そうなんです。
お子さんは、ポケモンカードのことはあきれるほど記憶していたでしょ?
好きなアイドルの名前・趣味など、信じられないほど記憶していたでしょ?
昔、遊びに行ってこんなことあった…って、よくそんなこと覚えているなあ。
そんなこともあるでしょ?
人間には限りない記憶力を持ち合わせているのですよ。
ですから、問題なのは
●覚える能力はあるのに、「今覚えたい」ものが覚えられない。
…ということなんです。
では、みんな記憶の能力があるのに、目の前の「社会・理科」がなかなか覚えられない理由はあるの?
もちろんあるんです。
それは、
★覚える数が多すぎる。
★時間が経つと忘れている。
…この2つです。そうでしょ?
だから、この2点を克服する方法を見つけてあげれば、「暗記は大丈夫!」となるんです。
そして、それを克服する強力な術が、「エピソード記憶」…と言われるものです。
記憶というものは、
1、何度も何度も繰り返していると自然に覚えるもの。
→ 電話番号、住所、メルアド、名前、時間割など
2、強烈な出来事と一緒に記憶に残るもの。
このふたつなんですが、「エピソード記憶」は2の方です。
先日、楽天日記にも書きました。エピソード記憶の例。
→ http://plaza.rakuten.co.jp/lifemusic/diary/200905140000/
つまり、
●感情が動いたときに記憶に残りやすいんです。
ここは重要だからもう一度書きます。
●感情が動いたときに記憶に残りやすいんです。
痛い、辛い、悲しい、嬉しい、アホらしい、バカバカしい。笑える、臭い、泣ける、などなどの感情とか知覚ですね。
こんなこと考えてみます。
ミスター・ツカムの教材「メキメキ歴史マッピング」の鎌倉時代のページに「日蓮」のイラストがあります。
日蓮は「法華経」を説いた人ですね。この時代には、「日蓮」の他に「法然」と「親鸞」がいます。
3人を覚えるのは大変ですよね、小学生には。そこで「エピソード記憶」を作っちゃうんです。
この「日蓮」「法然」「親鸞」の3人で、グループ「羞恥心」を結成して、歌っているのをイメージします。
♪ しゅーちしん、しゅーちしん、俺らハゲ! ♪
崇高なお坊さんたちが、オバかちゃんになり、親近感が湧いてきたでしょ?
鎌倉時代なので、「鎌」を振りまわして歌っているのをイメージしたら、おかしくて記憶に残りますでしょ。
これが「エピソード記憶」の醍醐味です。
この「メキメキ歴史マッピング」は工夫すれば、いろいろ楽しんで使えますので、200%利用してくださいね。
ということで、
★暗記が苦手な人はいない!
エピソード記憶で乗り切れ!
…でした。
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