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勉強より部活三昧の子、このままでいい?

スポーツや文化教養、我慢させることはない

こんにちは。みなさんお元気でお過ごしですか。
毎日ネギを沢山食べて風邪予防♪している、進路水先案内人ぴよたです。
今回は数学の成績1をとりながらも医者になると言い張る息子さんを持つお母様からの相談をご紹介します。

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相談事例NO.8
Q:毎日部活動に励む中2の息子を持つ、母親。
息子は将来は医者になると意気込んでおります。ただ成績は芳しくなく、特に数学が苦手でこの前の通知表でとうとう1を取ってしまいました。
本人は「高校に入ってから猛勉強すれば大丈夫だ」と言い切っており、現在勉強する素振りは全く見せず、部活三昧の日々を過ごしております。
本当にこのままでよいのでしょうか。
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■今回の相談へのアドバイス ━━━━━━━━━━━━━━
将来理系に進もうとしていて数学1というのは先が心配ですね。しかも医学部ですとどこの大学も難関です。
国立大学医学部の偏差値は最低でも65程度。私立大学の医学部では、最低62程度からですが「医学部の御三家」の慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、日本医科大学の医学部は67〜71程度。
つまり並外れた努力が必要になることをまず認識させてみてはいかがでしょうか。

成績が数学を筆頭に芳しくないのであれば、勉強自体を一生懸命やった経験が乏しいように思えます。そういった場合に必要なことは、「勉強する」という
事が自分にとって「どういうこと」なのかを認識することです。

具体的に言うと、中間でも期末でもいいのでテストで良い点数を取るために自分が「どの程度」「どんなやり方で」勉強したら良い点数が取れるのかを把握することです。
今のままでは、いざ勉強する、といった時に時間だけが過ぎ去り思った以上に成績は伸びないでしょう。皆が受験勉強している時に勉強のやり方を確立させようとしていることになるのですから当然です。
まず、息子さんと話し合ってみてください。そして例えば英語と数学、理科に関して、定期テストで良い成績を取ることを目標にしてみたらどうでしょう。いきなり3科目というのが厳しいのであれば、とりあえず1科目からと段階を踏んでも構いません。大きな目標のために今から1歩前進しておいた方が良いと思います。

また、医学部志望の学生やその親は、医者になるのに必要がないスポーツや文化教養を排斥する傾向にあるようです。お母様は部活三昧の状態を心配されているようですが、本人が打ち込んでいるものをあえて我慢をさせる必要はないと思います。