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ネットいじめ〜現実の直視からネット対策へ〜

「ネット危機管理」は今後の重要課題

子どもからくるネット相談で多いのが、アダルトサイトに接続して多額の請求が来てしまった、あるいは直接電話が掛かってきて振り込むように脅されたという、不正請求の相談です。

要は支払わないことですが、
不安なら警察に相談するように勧めています。

大人は馬鹿だと言うでしょうが、子どもたちは簡単に、名前や電話番号、携帯番号、住所を登録してしまっているのです。

簡単にだまされてしまうのです。
危機管理は保護者の責任です。

次に多いのが、掲示板、プロフに悪口を書かれたり、
写真を掲載されたりという相談です。

これは、早急に削除してしまわなければなりません。

確実に削除するためには、警察の「サイバーパトロール」に相談しましょう。

警察庁が平成20年に出した、出会い系サイトに関係した事件の検挙状況の資料(※)によると被害者の大半が女性であり、携帯電話からのアクセスによって事件に巻き込まれています。

女の子の携帯電話は、特に注意が必要です。

(※警察庁資料 平成20年中のいわゆる“出会い系サイト”に関係した事件の検挙状況について)

ネットでのいじめが発生した場合、
子どもには解決能力がありません。

誰が加害者なのか、誰に相談したらいいのか、削除してもらうにはどうしたらよいのか、どのように掲示板の運営会社と交渉したらいいのか、などなど、すべてがわからずパニック状態に陥ってしまいます。

いきなり怒鳴ったりしたらパニックになることも多いのです。

保護者の方にお願いしたいことは、まず、「大丈夫だよ」と安心させて、保護者が安全を確保する姿勢を示してあげることです。

出会い系サイトと同様に、他人の誹謗中傷などを書き込むことはいじめであり、犯罪と同じ行為だということを、子どもたちに指摘してください。

ゲーム感覚のいじめを許してはいけません。

大人が断固として関与し止めなければなりません。