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登場人物の気持ちを問われる“読解問題”攻略法

読解力を挙げる3つのポイントとは?

「物語文」の読解問題において必ず出題されるのが、
「登場人物の気持ちを問われる問題」です。

物語というのは、場面ごとに必ず登場人物の気持ちが変化します。

人間、日常生活においても、
「ずっと同じ気持ちでいる」なんて考えられませんよね。

例えば、受験生の皆さんもお友達とケンカをした時は、悔しかったり、悲しかったりしても、何かのきっかけでそのお友達と仲直りをすれば、嬉しかったり、楽しかったり、という気持ちに変わるはずです。

お母さまも、「今日の夕食はハンバーグにしよう」と思っていても、買い物に行った時、スーパーでお肉の特売をやっていたら「やっぱり今日はステーキにしようか…」などと気持ちが変わることもあるかもしれません。

つまり、人間というのは時間の経過によって、
気持ちが変わるものなのです。

今挙げた例でもおわかり頂けたと思うのですが、人間の気持ちが変化するのには、必ずちょっとした「きっかけ」があります。

何のきっかけもないのに気持ちは変わりませんよね。

この「きっかけ」こそが、「心情変化(気持ちの変化)」の記述の時には重要な役割を果たします。

つまり、人間の気持ちの変化というのは、「以前の気持ち」に「何かのきっかけ」が加わって「気持ちが変化する」わけです。

ですから、例えば「物語文」の読解問題において、“どのように気持ちが変わりましたか。説明しなさい”ということを問われた場合、

まずは、(1)以前の気持ちを説明する。
        ↓
そして、(2)「きっかけ」を説明する。
        ↓
最後に、(3)変化後の気持ちを説明する。

というような流れで記述をしていくと、
明確に説明することができます。

先ほどの「お母さまの例」を挙げて、
「心情変化(気持ちの変化)の記述方法をご説明しましょう。

買い物に行く前は、今日の夕食はハンバーグにしようと思っていたが、
(以前の気持ち)
    ↓
スーパーに行ってみるとお肉の特売をやっていたので(きっかけ)
    ↓
やっぱりステーキにしよう(変化後の気持ち)という気持ちに変わった。

というように、明確に文章の情報をキャッチして、

(1)以前の気持ち→(2)きっかけ→(3)変化後の気持ち

この3つのポイントを説明していけばいいのです。

上に挙げた(1)、(2)、(3)を順番に書いていくと、
しっかりと明確に解答できます。

「心情変化(気持ちの変化)」の記述は、この「ワン・ツー・スリー方式」のコツをしっかりとつかんで書くようにして下さいね!