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2学期で受験の半分が終わる

年内までの残日数から子どもと勉強計画を!

今回は、高校受験のお話になります。

まだ9月に入ろうかというときに、いきなり何を言っているんだと思われるかもしれませんが、実は2学期の初めが本格的な受験の始まりなのです。

というのも、実力重視となりつつある今の高校受験ですが、まだまだ内申点(学校の通知表)は重要で、その内申点の数値によってほぼ受験校が決まります。

そして、最終的に受験校を決めるのは3年2学期の内申点になるのです。

今は昔と違い、通知表のつけ方が相対評価から絶対評価に変わっています。

クラスの他の生徒の成績は関係なく、
ある基準をもとに個々を評価する方法です。

そのため中間・期末テストなどの成績だけで評価はせず、
提出物や授業態度が大きくかかわってきます。

簡単に言ってしまうと、
きちんと学校で学習をしているかどうかの評価なのです。

ですから新学期早々から始まる授業での態度、提出物、中間期末の点数などが受験校を決める内申点になり、これが受験の本格的な始まりという所以なのです。

とはいえ、「受験はまだまだ先のこと」と、
高をくくっている子どもは多いはずです。

そんな子どもたちの意識を変える一つの方法をお教えします。

残りの受験勉強できる時間を具体的に提示するのです。

年明けてから入試日までは、実力を伸ばすというより維持することになるので、カウントをしないものとします。

ですから、残された期間は9月から12月までの4ヶ月になります。

1ヶ月30日とすると、
30日×4ヶ月=120日

1日の勉強時間を2時間とすると、
120日×2時間=240時間

1教科あたりの時間は
240時間÷5教科=48時間

1教科あたり、まるまる2日間で仕上げなければならないのです。

もっと具体的に英語の単元で考えると、
中2、中3で学習する単元の数は12単元。

48時間÷12単元=4時間

つまり、英語の1単元を4時間で仕上げなければならない計算になるのです。

思っている以上に時間がないのがわかるのではないでしょうか。

ところが、残された日数・時間を具体的に提示するだけでは、
焦るばかりで子どもがかわいそうになるだけです。

そこで、2学期から何をすれば良いかアドバイスが必要になってくるでしょう。

私からもアドバイスを。

まずは先ほどの1日の勉強時間を増やすことです。

2時間を3時間にすると、1単元に使える時間が6時間になります。

さらに増やせば、もっと余裕を持った学習計画が立てられるでしょう。