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テストでは見えない、子どもの才能とは

得意分野によって、自分に合った学習方法がある

「かしこい人」って言い方をすることがありますが、場面によって、どんな人かは異なりますよね。テストの点がいいときに「かしこい」、気が利く人のことをさして「かしこい」とか。知能というのも、勉強の出来の良し悪しで決まるものではありません。これを理解しておかないと、学習面でも差がつきます。

ハーバード大学のハワード・ガードナー博士は、『知能』を7つに分類しました。

1.言語的知能
2.論理数学的知能
3.空間的知能
4.音楽的知能
5.身体運動的知能
6.対人的知能
7.内省的知能
1・2は、一般的に「勉強ができる・できない」という時に使われる知能ですね。3の空間的知能は、図や立体としてイメージしたり構成したりする能力です。方向感覚も入ります。4の音楽的知能は音感やリズム、5の身体運動的知能は運動能力です。6の対人的知能は、人と接するときに必要なコミュニケーションの能力です。7の内省的知能は、少しイメージしにくいかもしれませんが、自分の感情や行動を冷静に分析し対処する能力です。
残念ながら、学校のテストや入試では「言語的知能」や「論理数学的知能」で評価されがちですが、他の『知能』も大切です。

他の『知能』が優れていることによって、芸術家やスポーツ選手、優秀な営業マンとして活躍する人は世の中にたくさんいます。
自分の得意な『知能』を見つめ直して、得意な部分を伸ばしていくというのもとても大切なのです。そして、その能力を学習に応用します。

「空間的知能」に優れているとしたら、知識をまとめて図に示して暗記する方法が得意かもしれません。
「音楽的知能」に優れていると感じたら、歌や語呂合わせのような覚え方をしたらいいかもしれません。
「対人的知能」に優れているなら、人に教えたり議論することによって活性化するかもしれません。
学習は、ただ声を出してノートに書いたり、問題集を解くというだけではありません。

一度、自分の才能を見つめなおして、自信を持って学習に取り組んでみたらどうでしょうか?