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誤った言葉がけがミスを引き起こす?

イメージしやすい言葉がけを心がける

今回はNLP(神経言語プログラム)についてでしたね。

「脳は、言語通りにプログラムされていない」ということで、
例えば、「この箱の中は、絶対に見ないでくださいね!」と、言われれば見たくなる。
この「見ないでくださいね」というコミュニケーションの本質は、「見たくなるように」仕向けているわけで、「脳は言葉の意味通りには反応しない」、ということでした。

親の“言葉がけ”によって、子どもがミスをしたり、悪さをすることを誘発している場合があるということでしたね。
そこで、簡単にいえば、

適切な言葉   → 子どもは素直に言うことを聞く
誤った言葉かけ → 子どもは言うことを聞いてくれない

となるわけなんです。

そこで先週は問題がありました!

[子どもがお茶の入ったコップを持っています。子どもにそのお茶をお父さんのところに持っていってもらいます。]
さあ、子どもには確実にこの任務を遂行してもらいたいのです。子どもの注意を促すためには、どのような言葉がけをすればよいのでしょうか!?という問題でした。

さあ、答えを送ってもらってないお母さん、お父さんも考えてもらいましたか??それでは、答えです。。

「コップをしっかりと持ってね」

でした。

「へ!?」って感じの答えですが、解説しますね。

多くの場合、子どもに注意するように伝えるときには、「〜しちゃダメよ」と言ってしまいがちです。

つまり、今回で言えば、

「お茶こぼさないように気をつけてね」

と言ってしまうのです。

すると、その言葉を聞いた子どもは、「お茶をこぼしてしまっている」イメージを持ってしまうのです。

「コップをしっかり持ってね」

と言われた子どもは、「コップをしっかりと持っている自分」をイメージしていくのです。
この違いお分かりですか?

つまり、成功している(うまくいっている状態)を言葉にしてあげる、ということです。
つまり、「しちゃダメ」ではなく、「〜しようね」
つまり、否定形でなく、肯定形で話してあげるということです。

今回、見事正解をお送りいただきました。模範解答を下記に紹介しますね。

回答:私の場合はきっと、コップを真っ直ぐにして持ってね!前を見てね!ゆっくりね!…など、こぼさないで持って行けるにはどうすればいいかを具体的にアドバイスしながら励ますと思います。

素晴らしい!!
表現は違いますが、うまく子どもが任務を達成しているところがイメージできる言葉がけですね^^
そのほかにも、よい回答がありました。

「ゆっくり持って行って」
なども、子どもが具体的にどうすればよいかが理解しやすいですよね^^

「絶対にこぼしたらあかんで!」などという、回答はありませんでした(笑)
お送りいただきました皆さん、ありがとうございました。

とはいえ、実生活では、ついつい「〜しちゃダメ」と、いってしまうこともあるでしょう。
しかし、あんまり気にせずに、できる限り「修正していこ♪」って感じで気楽に考えてくださいね。
子どもに注意したときには、少し考えてみてくださいね。
「わたしの言葉がけは、子どものミスを引き起こしている?それとも、子どもが成功する確率を高めている?」