第24回 担任の先生となじみになる方法とは?
前回は、担任の先生となじみになっておくといいと書きました。 今回は、具体的にはどうすればいいのかを書きたいと思います。
まず、参観会と懇談会に出るのは基本中の基本です。 ところが、参観会はともかく、懇談会はこのごろ出席者が減っています。 先生となじみになるという点だけで考えても、もったいないことだと思います。 ところで、懇談会というとありふれた方法だと思うかもしれません。 でも、懇談会で一気に好感度をアップして、当然なじみ度もアップする秘訣があるのです。
それは、話の聞き方に関するものです。 先生の話を聞くときは、先生の方を見ながら、笑顔でうなずきながら、ときどきメモを取りながら、一生懸命聞くのです。 これだけで、すばらしい好印象を残すことができます。 ほとんどの人は無表情で少しうつむき加減で話を聞いています。 そういう中でこのような聞き方をしてくれる人は、いい意味でとても目立ちますし、印象に残ります。
先生たちも、親を前にして話すときは緊張しています。 そういうとき、このような聞き方をしてくれる人がいると、すごくありがたいのです。
自分の話を受け入れてくれている、分かってくれているという気持ちになります。 それは、つまり、自分の指導や教育を肯定してくれているよき理解者ということにもなるのです。 せっかく懇談会という機会があるのですから、ぜひ活用してください。 そして、せっかく出るなら、その機会を最高に生かしてください。
次の話に入る前に、ここで1つ基本的に理解しておいた方がいいことを書いておきたいと思います。 それは、学校の先生たちは親たちが思っている以上にかなり忙しいということです。 その辺の事情は別の機会に譲りますが、トイレを我慢してばかりいて膀胱炎になる先生たちが続出するくらいなのです。 ですから、相手への配慮のもとに、適度に節度を持ってやっていただくことを前提にして書きたいと思います。
学校に来たときは、できるだけ担任の先生と会って、挨拶や短い会話をするといいと思います。 参観会と懇談会、学校行事、PTAの仕事、用事で子どもを迎えに来たとき、図書館ボランティアとして来たときなど、学校に来るいろいろな機会を利用するといいでしょう。 特に、他の親たちがそれほどいないときは絶好の機会です。 特に用事がなくても、挨拶や短い会話をすることが大事です。 これは、先生たちにとってもうれしいものですから、あなたに対する好感度やなじみ度がアップします。
でも、長い会話となると、話は別です。 例えば、次の理科の授業で使う実験用具の準備をしなければならないときもあります。
または、今日中に日記のノートを見て返さなければならないというときもあります。 そういうときに長い会話になると、辛いものがあります。
長い会話ということでついでに言うと、やたらに話が長い人は気を付けた方がいいと思います。 中には、このお母さんにだけは捕まりたくないというくらい長い話をする親もいます。
これだと、なじみになるつもりが、逆に避けられるということにもなりかねません。 特に、参観会や行事などで他の親も大勢いる場合は、独占しない配慮が絶対必要です。
先生にしてみれば、できるだけ大勢の親たちと話をしたいと思っているからです。 もちろん、必要な用事があるときは別です。
なじみになるためには、ただやたらに接する時間が多かったり長かったりすればいいというものではありません。 好感度というものがとても大事なのです。
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