親子で算数問題にチャレンジ

「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」が９人、「カ」が４人ということは、13人目までの枠組みは決まったね。

正解は…１２番です。

解説：条件を整理する問題です。下記のように各条件に番号をつけてみます。

(1)黒板を向いてカワシマ君の右後ろにウチヤマ君がいます。
(2)出席番号がクロモト君の次の人はコダマ君なのですが、
ふたりの席は遠くはなれています。
(3)名字が「カ」から始まる人は４人います。
(4)タカハシ君の出席番号は28番です。
(5)黒板を向いてクロモト君の左前がスズキ君です。
(6)名字が「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」のどれかで始まる人は９人います。
(7)ウチヤマ君の列に、今までに名前が出てきた人はいません。
(8)カワシマ君の列には、今までに名前が出てきた人がいます。

まず、(6)の条件から、９番までは「ア」行の名前の子で埋まることが分かります。
次に'(3)の条件から、10番から13番までが「カ」の人だと分かります。カワシマ君もこの中にいるのです。
(2)と(5)の条件から、この３人の並びは、「クロモト16、コダマ17、スズキ23」または「クロモト24、コダマ25、スズキ31」などの可能性があると分かるのですが、(4)の条件から、28はタカハシであることで、「クロモト16、コダマ17、スズキ23」が確定します。
最後に(1)の条件から決まるウチヤマ君とカワシマ君の並びが「６・13」「５・12」「４・11」「３・10」のどれかであることを踏まえて、(7)と(8)の条件と照合します。
すべての条件を満たすのは、カワシマ君が12のときだけと決定するのです。

この問題は、例えば飛行機などの座席の番号から、自分がどの辺だなと認識する「座標感覚」を養うことにつながります。