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学習効率が上がる「丹田呼吸法」

深呼吸で集中力アップ?

深呼吸には、脳の働きを活性化する効果があります。脳は身体のほかの部分より10倍ぐらいの酸素を必要とします。ですから浅い呼吸をくり返していると、頭がボケてきたり、記憶力が悪くなったりしてきます。
深い大きな呼吸をすると空気中の酸素が血液の中に多く取り入れられ、古い血液が新しい血液になります。これによって身体の全細胞にエネルギーが与えられ、物質代謝が促進され、細胞が活性化されます。身体の健康によい結果をもたらすだけでなく、自律神経が安定し、心身のバランスが整い、精神が落ち着き、的確な行動がとれるようになります。
では、具体的な丹田呼吸のやり方を説明しましょう。

1.両手を丹田(おヘソの下、9〜15センチ)に当てて軽く目をつぶります。イスに座った場合は、イスに浅く腰掛けて肩を伸ばし、肩とみぞおちの力を抜きます。
2.口から息を吐きながら、お腹を引き、ゆっくり前かがみになりながら、お腹の皮がへこんで腰骨の方につくというイメージを描いて丹田を両手で軽く押して下さい。(8秒間ですが、お子さまが小さい場合は6秒で・・)
3.鼻から息を4秒かけて吸って下さい。その時は自然にお腹がふくらみますので、上体をゆっくり起こして下さい。
4.もう一度、くり返して下さい。口から息を吐きながら、上体を前方に倒します。(6〜8秒)
次に、息を吸いながら上体を起こし、背筋を伸ばします。(4秒)

これを2分間くらいやってください。子どもの場合、厳密にはできないかもしれませんが、吐く息を長くするということをポイントに行ってください。

深い呼吸をすると、集中力がついたり、学習効果が上がります。それは、呼吸の回数が脳波に特定の作用を及ぼすからです。
普通、私達の呼吸は1分間に14〜18回くらいですが、この呼吸法を体得すると、日常生活の中で1分間に7〜8回の呼吸回数になってきます。このような状態になると人の脳波はα波近くになります。そしてα波が盛んに出ると心は安定し、潜在意識も働きやすい状態になります。また、α波状態のときに記憶力が一番活発に働くということもわかっています。

暑いときに丹田呼吸をすると汗をかいてしまいますが、この季節は気持ちよくできると思いますので、是非お試し下さい。