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受験へのラストスパート!
冬休みの学習計画

受験生、冬休みをどう過ごす?

中学3年生のほとんどの人が2学期末までに、中学で履修する範囲をほぼ終えていると思います。まだ終えていなくても、残すところはあとわずかなはずです。新しく学習する内容は時間がかかりますが、すでに学習した範囲の復習は、あまり時間をかけなくても学習は進みます。「いまから中学3年間の全範囲を学習するのは大変だ」と思わないことです。

トップレベルの高校を志望する人は、2学期終了段階で公立高校入試の過去問を終えることを目標に。中堅高校を志望する人も、できれば2学期から過去問を解きだすほうがよいでしょう。
しかし実際は、まだぜんぜん手につかない状態ではないでしょうか。そこで、この冬休みがとても重要になってくるのです。

冬休みは、今年おこなわれた公立高校入試問題の過去問が収録されているテキストを使うのがベストです。しかし他にも、それに代わるよいテキストはあります。
学習塾に通っている人は冬期講習会に参加すると思います。そして、テキストをもとに学習を進めるでしょう。その内容は難関私立高校受験のコースでない限り、標準的な問題に応用・発展が少しプラスされたもののはずです。中堅高校を志望する人にとっては十分な内容です。
塾に行かず自主学習する人は、市販の全国公立高校入試の過去問を購入するのがよいでしょう。また中堅高校志望の人は、中学の総まとめ教材があれば、それを完成させるのでもかまいません。
この冬の勉強のコツは、自分で決めたテキストを最後まで完成させることです。

次におこなうことは、1月末から2月にかけておこなわれる私立高校入試対策。特に難関私立高校や国立高専の入試問題は一味ちがいますので、この冬休みに一度は解いてみることです。私立高校や国立高専の過去問は、5年分くらいが収録されたものが市販されています。入試までに最低でも2年分くらいは解いておきたいものです。
「過去問と同じ問題が出題されるわけがないので、解かなくてもよい」とは決して思わないこと。入試当日は誰もが緊張してしまいますが、あらかじめ出題パターンや出題レベルを知っておくだけで、当日のあせりを防げます。また、マークシート方式になれることもできます。
志望高校の過去問を解くときは、テスト時間をはかりましょう。時間内に解く練習になります。実際の試験時間は45分ないしは50分のところが多いと思います。特に数学の計算ミスなどうっかりミスをなくすよう、確認しながら解くのがよいでしょう。ただし時間内に解かなければならないので、確認時間のとりすぎには注意が必要です。くれぐれも「時間がなくて、最後の問題まで見ることができなかった」ということのないように。

時間をはかって試験練習をしたら、その採点は自分でします。私立高校の過去問であれば、高校のホームページで合格者の平均点やボーダーラインを知ることができます。自分のレベルを把握し、足りないところは補う学習をおこないます。過去問を一度でもやっておけば、私立高校入試対策を考えることができます。

最後に、冬休みにもうひとつ行なうこと。それは学校の宿題です。学校の宿題は、極端に難易度の高いものはないはずです。そのため基礎や必須事項の確認にはもってこいです。「自主的に学習を進めているので、学校の宿題はおこなわなくてもよい」とは決して思わないように。

以上の内容を冬休みに計画するのがベストです。
冬休みはお正月をはさみ、期間も2週間前後と短いので、無計画にいるとあっという間に過ぎて何もできなかったということになってしまいます。必ず学習計画をたてるようにしましょう。

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