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受験成功のカギは塾選びにあり!

難易度の高い塾へ通えば、受験に成功する?

今回は受験校に合わせた塾選び、という視点で書いていきたいと思います。

「ターゲット」…というと何だか嫌な響きですが、塾によって「ターゲット」としている層があります。
つまり、どのくらいのレベルの学校を受ける生徒さんを主に集めているか、ということ。
その塾にとっての「標準」的な「受験校」ということです。過去の合格実績を見れば大体わかります。
個別指導ではなく集団で授業をやる塾では、このような傾向があっても当然でしょう。

御三家と言われる最難関校の合格実績を上げることに力を入れている塾。
中堅校と言われる学校に力を入れている塾。
その中でも大学付属校に行く生徒が多い塾。進学校に行く生徒が多い塾…などなど。

たとえば、最難関校受験者層がターゲットの塾の場合。そんな塾にはやはり、最難関校を狙う生徒が集まってきます。当然カリキュラムも、最難関校に合ったものとなります。
先生方からのお話も、いつもそういった学校に関するお話ばかり。保護者会に行っても、どうやって最難関校を突破するか云々の話題…。

たしかにそんな塾に行っていれば授業の進み方は早く、難易度の高い学習ができ、宿題も多く、配布プリントも多く、とても「受験勉強」をやっているように見えるかもしれません。
「その塾に通っている」というだけでまわりからは「すごいね…」と言われ、通っていること自体が一種のステータスになるかもしれません。

でも受験したい学校が中堅校であった場合、その塾で最難関校用のとびっきりの難問に頭を悩ませることは、なにか意味があるでしょうか?
教養を身につける、といった目的なら「難問」にも意味があるでしょうが、合格への近道を考えた場合には、この選択はあまりいい選択とは言えないと思います。

あるいは逆のパターン。
なにがなんでも御三家校を狙いたいと考えているのに、近所の中堅校を主流ターゲットにしている塾に入れても、なかなか激戦を勝ち抜くノウハウを身に付けることはできません。

まずは漠然とでも十分です。
行きたい、行かせたいランクの学校を見つけ、それから塾を選ぶことをオススメします。
「通っている塾によって、受ける学校がある程度決まってくる」といっても過言ではないと私は思います。

もちろん塾が1つしかないなど選択肢がない場合には、塾の先生に初めから、遠慮せず「このくらいの学校を受験しようと思っている」ということをはっきりとお伝えしておくことが大切かと思います。
塾の先生方はすべてのお子様が第一志望に合格されることを望んでいらっしゃいます。「思い」は皆様方、お父様、お母様と同じです。
是非コミュニケーションをとっていってみてくださいね。