もっと役立つ、過去問活用法
なんとなく「できた」「できなかった」では意味がない
中学受験では、過去問に取り組んでいる生徒さんも多いと思います。
高校受験でも、公立向けの模試では過去の出題形式に似たテストを受けることが多いと思いますし、私立高校を受験する場合は過去問でどのようなレベルの問題が出題されているのかを早めにチェックする必要があるでしょう。
過去問を解くことは受験対策として必要ですが、漠然と過去問をやってできた、できなかったと言っているだけでは合格することはできません。
また、私立中学の受験では集団塾でお子さんの志望校の過去問対策をしっかりこなすことは不可能です。家庭で計画的にこなしていかなければ、入試に間に合わなくなります。
過去問を上手に活用して、受験を乗り切ってください。
1.志望校決定の目安に使う
まだ志望校を決めかねている、志望校に偏差値が届いていないといった場合は、一度お子さんに受験を考えている学校の過去問を1回分やらせてみてください。
特に中学受験の場合、偏差値が高い割に解きやすい、あるいは安全だと思っていた学校なのに問題が難しくてやりづらいといった傾向がでてくると思います。
合格者最低点や平均点などと比べてみて、志望校の決定に利用してみましょう。
2.過去問をやる日を決める
日々の学習に追われていると、なかなか過去問を解く時間が作れません。日曜日の午前中など、時間を決めて取り組んでいきましょう。
3.全部解こうとしない
満点が取れなければ合格できない学校はまずありません。
合格の目標点が70点なら、70点取れるように勉強しなければならないのです。
目標点に達しなかった場合、少し気をつければできた問題や頑張って勉強すればできそうな問題をピックアップして、その部分を重点的に勉強しましょう。
4.2〜3回繰り返し点数を記入しておく
毎回点数は記入してください。小学生の場合は、親御さんが丸付けをした方がよいでしょう。
部分点などが曖昧な場合は、塾の先生などに聞いて点数が取れる解答か確認してみてください。
第一志望、第二志望の学校は2回以上繰り返して前よりできるようになっているかを確認しましょう。
ただし、国語の読解問題は文章の内容を覚えてしまっているとあまり効果がないので、漢字や言語事項の部分だけ確認して、読解問題レベルが同じくらいの問題を多くやった方がいい場合もあります。
5.直前になったら5分短くする
直前に過去問をやる場合は、制限時間が50分なら45分でできるように練習してください。
実際の試験になると緊張して時間不足になりがちです。短い時間でできる問題を集中的にこなしていく練習をしましょう。
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