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塾や家庭教師の利点と欠点

塾や家庭教師を考える前に必要なこと

<勉強ができるようになるために、最初にやること!>

まず、成績が取れないという悩みから、塾や家庭教師をお付けになるご家庭が多いと思いますが、一番最初にやることは、何でしょうか?それは、「どの時点で、その子がつまずいているかを見極める事」なんです。

・暗記の仕方や、勉強の習慣といったことの時点なのか?
・勉強の科目がわかれば解決されることなのか?
・勉強のやり方などの時点なのか?
など。

それがわからないと、塾も家庭教師も、役に立ちません。Professional-Teacherが最初に、訪れたご家庭でやることは、その子を見ることです。
その子の成績はもちろん、習慣やその子なりの得意なことなどから、きちんとその子に何を、どのように、どの時点からアプローチをすれば、効率よく、楽しく勉強に取り掛かれるようになれるか。勉強をするようになるか。そして、その結果として成績があがるのか?ということを考えます。塾も、家庭教師も、後に述べますが、一長一短です。その利点と欠点を、きちんと踏まえたうえで、その子に合う形を選んであげてください。

1)塾の利点と欠点
今回は、塾について、お伝えしたいと思います。

<注意点>
まずは、注意点。塾については、まず一番に注意しなくてはいけないのが、「他の子が行っていて大手だから、あなたの家もどうぞ。」という落とし穴。
これで、多くの人がひっかかっていることが否めません。多くの子が行っていても、すべての子の成績が伸びているとは言っていません。
塾の戦略は、数字を出し、多くの人を取り込み、利益を挙げることが目的です。だから、当然、数字を出し、「みんな入っています。だから、君も…」といいます。
しかし、実際は、どうでしょう?
 
その数字でさえ、塾は、合格する人がこのくらいいるということはいいますが、落ちた人がどのくらいいるのかがまったく不明です。受かっている人数の背景には、落ちてうまくいかない子の人数がおそろしく多く存在するというのが現実なんです。塾というところが、営利会社である以上、そういう点を忘れてはいけません。
それを知った上で、本当に、塾にあっている子であれば、当然、まったく問題はないですよ。OKです。合っていれば、伸びるでしょうから。

では、塾に合う子とは?

塾に合う子というのは、
1、負けず嫌いな子
2、争いを嫌いじゃない子(切磋琢磨という意味の争いです)
3、みんなと一緒が大好きな子
4、勉強の習慣がある子(必須です)

塾に合わない子(絶対に、行ってはいけない子)
1、ちょっと変わった個性的な子
2、集団で何かをするよりも、個別で力を発揮する子
3、勉強の習慣は、いまいちない子

まとめると、こんな感じでしょうか?

塾というところは、

<利点>多くの情報を持ち、競争仲間ができるところ。進路相談もOK。
<欠点>やはり大衆授業ということ。科目のみのフォローということ。その子の得意・不得意にはあわせてくれないということ。

利点である、多くの情報という点は、一番のとても大きな武器です。来年の高校がこういう人数の取り方であるとか、共学化になるとか…。自分でも調べられますが、すぐに教えてくれるので便利です。
また、競争仲間ができるので、争って切磋琢磨して、頑張れます。もちろん、切磋琢磨して争うことが嫌いな子には、逆効果ですが…。ストレスになってしまいます。

欠点である、大衆授業は、塾としては、原則その授業が終わればフォローは終了なんです。だから、その後、その授業の内容について、勉強の習慣がある子でないと、その復習も、そして、それにつながる勉強もやれません。ご家庭に帰ってからの勉強ですね。
だから、当然、行っているのに成績もあがらないという悪循環になってしまいます。また、科目以外の事を教えることもありません。成績があがる、勉強ができるようになるというのは、科目の内容を理解するというだけでは無理です。
その前提となる、暗記のやり方や、問題集の使い方、勉強時間のとり方なども、とても重要です。
その点は、塾はまったくノーフォローです。(実は、それが一番重要なんですが)

そして、大衆授業のために、その子にあわせて勉強を進めることができません。得意であるのに、もう一度。不得意であるのに、みんなの速さと合わせて…と効率が悪いのです。

以上のように、塾にも、一長一短があるのです。合う子、合わない子。そして、塾の利点・欠点。それをきちんと見極めてからでないと…。
ふと気づくと、時間だけが経っていて、塾に行かせているから、きっと大丈夫、という気持ちはあったが、まったく「伸びない子」になってしまいます。
再度、お子さんをできる子へするために、どうすればよいかを見てあげてみてください。できる限り、お手伝いいたします。

◆今回のポイント!

できる子へなるためには…

まずは、その子には、どの時点からの勉強が大切かを正確に見極める。
その上で、どの時点からのどういう形が合うかを選択する。
塾は、塾に合う子・合わない子をきちんと見極める。

合う子であれば、塾は有効。
合わない子であれば、塾は、逆効果。

塾の長所・短所を冷静に見極めること。
塾に通えば、伸びるというのは、大間違い。
その子に合った形を見つけてあげること。