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先生から子供のことで注意されたら?

先生が言っていたことをそのまま子どもに言っていませんか?

今日のテーマは、先生に「お宅のお子さんは、いつも席をすぐに離れてしまいます。」と言われた時についてです。

4月の半ばから、授業参観、学級懇談、家庭訪問と行事が増えてきます。この時期に先生がお母さんに子どものよくないところを話すとしたら、先生は一生懸命にやっているけれど、なかなかうまくいかずに困っているということです。
ここは、ひとまず先生のお考えをうかがいます。

「ご迷惑をかけています。どんな様子ですか?」とたずねてみます。状況は、先生に詳しくたずねてみないとわかりません。
我が子だけが特別に問題なのか、まわりの状況はどうだったのか、頻繁なのか、時々なのか。
先生には、「家でも気をつけてみていきますので、今後気になることがあれば、また教えていただけませんか?」
と言って、親が先生の話をいつでも聞ける態度を示します。先生も困った時に、親に言えばいいと思うでしょう。

その後、家に帰ってから子どもに、先生の話の全てを言う必要はありません。
先生が問題にしていたことを子どもに伝える時には、
「先生が『もう少し席について勉強ができるとさらに伸びるよ』とおっしゃっていたよ」
と先生の言葉を伝えながら、子どもが学校で気をつけていけるように言葉をかけましょう。

先生の言っていたことをそのまま子どもに言っても子どもはよくはなりません。
子どもは、今後、先生との関係も悪くなるし、いずれ親との関係も悪くするものです。
また、先生の言われたことを子どもに伝えないと、先生は親に何を言っても意味がないと親への不信感を持ち、学校で子どもにつらくあたることも考えられます。