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ニガテ科目を楽しく勉強させるには?

快感を与えることが大切

生徒さんの成績を上げるためには、当たり前ですが、生徒さんが勉強しなければいけません。
でも私たちが無理に勉強をさせようとすると、生徒さんは嫌がります。
それでも無理にさせようとすると勉強を嫌いになってしまいます。

では、どうすれば生徒さんが勉強を自分からするようになるでしょうか?

「人間の行動パターンはたった1つ。“苦痛から逃れ、快楽を得るため”に行動する。」
とよく言われます。

勉強にもバッチリ当てはまります。
生徒さんが自分から勉強をするためには、勉強が苦痛なものであってはいけません。
勉強を「楽しいもの」にすると、生徒さんは自分から勉強し始めます。

では、どうすれば生徒さんは勉強が楽しくなるでしょう??

ここで面白いデータがあります。長年授業をしていて気付いたことです。
それは生徒さんのほとんどが、「できない教科は嫌い」「できる教科は好き」ということです。

僕はその生徒さんとの一番最初の授業で必ず聞くことがあります。
「英語、数学、理科、社会、国語で好きな順番教えてくれへん?」という質問です。
「1位が英語で〜、2位が社会…」という感じです。

その次に前回のテストの結果を見せてもらいます。
すると、「好きな教科」は点数が高く、「好きじゃない教科」は点数が低いです。
「好きな教科ほど点数が高い」この関係は、かなり強いものがあります。

「好きこそものの上手なれ」という言葉が昔からあります。
「好きな教科ほど点が高い」というのは、別に不思議なことではありません。

面白いのはここからです。
苦手で一番嫌いな教科が数学だとしましょう。その数学の授業を半年ほど続けます。
苦手なとこを集めて復習をしていくので、まぁ成績は上がっていきます。
テストで良い点を取れるようになってきます。

そこでまた質問するのです。「数学嫌い?」と。
するとたいていの生徒さんは、「前ほどじゃない。」「今は好き。」という答えに変わります。

ここからわかることは、一番最初の授業で「数学が嫌い」と言った理由です。
数学が嫌いだったのは、「内容が嫌いだから」ではないのです。
「点が取れないから嫌い」だったのです。

ですから点数を取れるようになってくると、「嫌い」が「マシ」に、「マシ」が「好き」に変わっていくのです。

つまり、「できる!」という体験を増やしていけば、「好き」に変わっていくのです。
好きになると、自分から勉強するようになっていきます。
ですから、生徒さんが自分から勉強をするようになるには、
「できる」体験を増やしていくことが、大きな力になってくれます。

「できる」体験を増やすのに、学校の定期テストを待つ必要はありません。
学校のテストは年に約10回しかありませんから、かなり時間がかかっちゃいます。

そこで毎回の勉強で「できる」体験を増やすようにするのです。
授業の最後は、「今日の確認テスト」で終わるようにします。

最初はできなかった問題ができるようになっている。
これは生徒さん自身にも、すごい快感です。
加えて、「最初できなかったのに、練習したらできるようなったね。すごいね。よく頑張ったね。」というねぎらいの言葉。

生徒さんの中での「勉強の印象」が少しずつ変わっていきます。
すると生徒さんの「勉強への姿勢」も変わっていきます。
行動が変わるので「結果」も自然と変わっていきます。